NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
6月の福山・西日本グランプリまで5連勝中、そのうち重賞が4つ、通算重賞は6勝というヒシウォーシイが3カ月ぶりに出走してきた。ほかにも重賞勝ち馬はいるが、実績では断然。ここはヒシウォーシイの相手探しの一戦。
その筆頭はエーシンアクセラン。6月のサマーカップの勝利は、重賞に挑戦すること14度目での初制覇だった。それまでに重賞2着は4回。今年8月のくろゆり賞で2着5回となった。3月のマーチカップ、4月のスプリング争覇では2戦連続してヒシウォーシイの2着。まさにヒシウォーシイに続く存在だ。
ワイティタッチは、2~3歳時は重賞4勝を挙げ、東海ダービーでもマルヨフェニックスの2着など東海地区の中心的存在だった。しかし古馬になってからはやや壁にあたり、5歳になった昨年のこのレースが3歳時以来久々の重賞出走で2着。オープンではやや荷が重い感じの近況だが、今年5月以降は9戦して掲示板を外したのが1度だけという堅実な成績でもある。名港盃、イヌワシ賞ともに4着という成績があり、馬券圏内なら狙える。
昨年のこのレースを勝ったのがトミノダンディ。しかしそれ以降勝ち星がなく、今年春以降はA2~A3の特別で入着級。昨年も9番人気での勝利だっただけに、今年も同様にあっと言わせる場面があるかどうか。
レオパードクリークは昨年秋に名古屋に移籍し、勝ち星はA2特別まで。オープンに入るとちょっと荷が重いというのはワイティタッチ、トミノダンディと同じようなレベル。ただ前走のA2特別ではエーシンアクセランに半馬身差の2着で、3着馬には大差をつけた。重賞実績はないが、一発があればこの馬かもしれない。
◎ヒシウォーシイ
○エーシンアクセラン
▲ワイティタッチ
△トミノダンディ
△レオパードクリーク