NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
栄冠賞を制したクラーベセクレタが久々の地元戦。中央の芝に挑戦したラベンダー賞は7着、クローバー賞は8着と結果を残すことはできなかったが、着差を見ればどちらも1秒以内の差で、それほど負けているわけではない。8頭立てと少頭数の今回のメンバーなら力上位は間違いなく、問題は初めての1700メートル戦だが、血統的には距離延長でマイナスということはない。父ワイルドラッシュは、今年のダート戦線でもっとも勢いがある種牡馬でもある。
マツリバヤシは、栄冠賞3着に続いて、リリーカップではラスワロフスキーのレコード勝ちに2馬身差の2着、前走ブリーダーズゴールドジュニアカップでも4コーナーで先頭に立ち、勝ったモエレフウウンジからコンマ3秒差の3着とよく粘った。なかなか勝ち切れない面があるのかもしれないが、クラーベセクレタを負かす可能性があるのはこの馬だけだろう。
キモンレッドの前走リリーカップは、スタートで大きく出遅れ、4コーナーでも後方2番手という位置から、36秒5という上がりで4着まで追い込んできた。父サウスヴィグラスという血統ゆえ初の17000メートルという距離が気になるところだが、展開次第では上位を脅かす可能性はある。
トーセンノーブルは、デビュー5戦目のアタックチャレンジで初勝利を飾ると、続くウィナーズチャレンジも勝利。初の1700メートルで好タイムをマークした。連勝中の勢いもあり、上位食い込みを狙う。
◎クラーベセクレタ
○マツリバヤシ
▲キモンレッド
△トーセンノーブル