アルドラゴンは佐賀のサマーチャンピオンJpnIIIでも選定馬になっていたのだが、確勝を期してか、こちらにまわってきた。サマーチャンピオンは過去5年で地方馬が1勝、2着1回、3着2回と、地方馬が上位に食い込むことも可能なレース。アルドラゴンのハンデが55キロと発表されていたので、これならと期待していたのに、ちょっと残念だった。そのアルドラゴンは、昨年7月から12戦して9勝、2~4着が各1回という成績。4着は、その中で唯一のダートグレード黒船賞JpnIIIで、キングスゾーンに先着して地方馬最先着。今回、59キロは楽ではないだろうが、実績的には負けられない一戦。木村健騎手にとっては腰痛のため長期戦線離脱して手綱が戻ってきた一戦で、地元戦でもあり、きっちり勝っておきたいところだろう。
バンバンバンクは、前走の神戸ビーフ特別では向正面からまくって勝ちパターンに持ち込んだが、57キロの斤量もあり、直線伸びずに5着に敗れた。今回も56.5キロが微妙だが、アルドラゴンを別とすれば十分に勝ち負けになっていい相手関係。
ハンデ戦だけに、軽量52キロで狙ってみたいのはランスロットル。中央2勝から転入して3連勝のあと、前走A2特別で2着。距離的には、中央で芝1800メートルを一度使ったことがあるだけなので微妙だが、ハナを奪ってマイペースに持ち込み、粘り込みたいところ。
同じく中央からの転入組、マルサンチーフは転入後4戦3勝。一度の敗戦は、福山・西日本グランプリの4着。前走、今回と同じ園田1700メートルのA2特別で7馬身差の圧勝だっただけに、ハンデ54キロなら上位争いも可能だろう。
同じく54キロのタマモリターンも、前々走A2特別を勝ち、前走A1特別でキヨミラクルの2着。その2戦ともに園田1700メートル戦だっただけに、距離的な実績は十分。
ゲイリーディライトは、前々走の園田フレンドリーカップであわやというところまで粘ってアルドラゴンの2馬身差2着。しかし近走は1700メートル以上の距離で成績を残していないだけに、今回は見送りが妥当だろう。
◎アルドラゴン
○バンバンバンク
▲ランスロットル
△マルサンチーフ
△タマモリターン