NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
レコード決着だった函館のラベンダー賞。ホッカイドウ競馬からの参戦では、ヤマノラヴがハナ、ハナの差で惜しい3着だった。それは単に惜しいという言葉で片付けられるものではなく、地方馬にとっては2着なら函館2歳ステークスに出走できただけに、あまりに大きなハナ差だった。そのヤマノラヴは、ラベンダー賞出走のホッカイドウ所属馬の中では、栄冠賞でもっとも下の着順だっただけに、やはり芝とダートは別物なのだなあと、あらためて思わされた。
で、今回狙ってみたいのはキモンレッド。ラベンダー賞では、やはり芝のペースにはついていけいなのかというレースぶりだったが、上がり3ハロンは4着のタイセイファントムと並んでメンバー中最速の34秒5。着順は10頭中9着で、レースぶりもいかにもサウスヴィグラス産駒らしい、やっぱり芝はダメかというものだった。しかしラベンダー賞で経験したペースと上がりタイムは、ダートに戻ってこそ生きてくるだろう。
デスティニーホープもラベンダー賞では34秒6という上がりをマークして6着。栄冠賞もラベンダー賞もキモンレッドに先着しているが、ここは血統的な面からキモンレッドのほうを上にしてみた。
新興勢力では、ラスワロフスキー、エクアトール、ソワールなどが前走JRA認定レースを好タイムで勝ってきているだけに、上位争いにからんでくる可能性も十分。
今回のメンバーで栄冠賞最先着はマツリバヤシの3着だが、芝の速いペースを経験していないぶん、狙いを落とした。
◎キモンレッド
○デスティニーホープ
▲ラスワロフスキー
△マツリバヤシ
△エクアトール
△ソワール