NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
ジョインアゲンとポートジェネラルが2日前の大井・東京スプリントに遠征したため、残った馬たちでのタイトル争いとなる。
昨年黒船賞JpnIIIでの3着や、福山に遠征して西日本グランプリを制するなど活躍したフサイチバルドルの実績を評価したい。中央から移籍して以来ほとんどのレースで手綱をとっている赤岡修次騎手は、今年も高知でダントツリーディングなのは当然として、全国リーディングでも大井の戸崎圭太騎手と抜きつ抜かれつの争いをしている。6日時点での93勝は、戸崎騎手に5勝差をつけてトップ。勝率46.0%は、NARグランプリ最優秀勝率騎手賞を受賞した昨年の35.6%を大幅に上まわっている。今年はどんな驚異的な数字を残すのか、楽しみなところではある。
相手には10歳馬ゲイリージュピター。黒潮スプリンターズカップから前々走までの3戦は、ポートジェネラルやグランシュヴァリエなどの強敵が相手だったため、1秒以上の差をつけられての敗戦。しかしそうした強豪がいなくなった前走のA1特別は1番人気にこたえて快勝。勢いに乗りたいところ。
中央から転入後、福山遠征も含めてこれが6戦目になるのがアイアムドラマ。ここまでの5戦で勝ち星こそないものの、いずれも5着以内に善戦。ここでも上位争いにはからんでくるだろう。
セトノジェネシスは勝ったり負けたりの波が大きいが、黒潮スプリンターズカップではゲイリージュピターに先着する4着。今回も連下争いなら。
昨年の3歳三冠馬グランシングは、11月に古馬相手のA1特別を勝ったものの、それ以降は勝ち星なし。巻き返しを期待したいところ。
◎フサイチバルドル
○ゲイリージュピター
▲アイアムドラマ
△セトノジェネシス
△グランシング