NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
昨年末に中央1000万クラスから転入したコスモアブソルートは、正月競馬で金沢デビューとなるはずが雪で競走取止め。一旦兵庫に転厩し、3戦して再び金沢に戻ってきた。その兵庫では勝ち星こそなかったものの、A1~A2で常に上位争いなら、いきなりの重賞でも勝負になりそう。他馬がすべて冬季休み明けなのに対して、園田で実戦を順調に使われてきたことも大きなアドバンテージ。昨年も金沢のリーディングを守った吉原寛人騎手が鞍上なのも心強い。
相手筆頭は、昨年末の中日杯で8馬身差の圧勝劇を見せたゴールデンミション。その後年明けのA1特別も快勝。コスモアブソルート以外のすべての馬に言えることだが、あとはシーズン初戦で仕上がっているかどうか。
ナムラグローリーは、昨年中央から転入してオータムスプリントカップを制覇。その後、北國王冠3着、中日杯2着と重賞で常に上位争い。オータムスプリントカップからの6戦はすべて3着以内と金沢のオープンクラスで安定した成績。今回のメンバーなら引き続き上位争いは間違いない。
10歳になったビッグドンは、08年3月のイヌワシ賞以来重賞タイトルからは遠ざかっているものの、昨シーズンもA1特別を2勝。北國王冠ではナムラグローリーやゴールデンミションに先着の2着と好走しているだけに、展開次第ではまだまだチャンスはありそう。
◎コスモアブソルート
○ゴールデンミション
▲ナムラグローリー
△ビッグドン