14日のマリーンカップJpnIIIで他地区枠の選定馬となっているトウホクビジンが、1週前のここにも出走してきた。前走から中2週開けての出走は、昨年10~11月にかけて以来となる。地元笠松は1月7日にA3特別を4馬身差で圧勝して以来の出走で、それ以降はダートグレードのみを使われているので実際にどのくらいの実力なのか比較が難しい。加えて遠征続きの疲れがあるのかどうかも気になるところ。
ゆえにここは前走同じ笠松1900メートルの重賞マーチカップを圧勝しているヒシウォーシイを中心にする。08年に東海ダービーを勝って以降は、重賞ではなかなか結果を残せなかったが、昨年11月の東海菊花賞で久々の重賞勝ち。その後はやや苦戦し、梅見月杯は離された3着。しかしそのとき前で競り合ったマイネルアラバンサ、キングスゾーンという全国レベルでも通用しそうな2頭が今回は不在のため、前走マーチカップに続いて重賞連勝のチャンス。
相手はトウホクビジン。ダートグレードでの馬券圏内はまだないものの、昨年12月のクイーン賞JpnIIIは、勝ったユキチャンからコンマ7秒差の6着。年明けのTCK女王盃JpnIIIもユキチャンからコンマ8秒差の7着。着順はともかく、牝馬同士なら全国レベルでも大きくは負けていない。さらに、中央馬が3頭しか出走しなかった佐賀記念JpnIIIでも5着と掲示板を確保した。全国レベルの馬がいない今回のメンバーなら、あっさりという場面があってもおかしくはない。
エーシンアクセランは、前走マーチカップ2着のほか、ここ6戦は3着以内と好調。勝ち負けまで持ち込めるかどうか。
A1とA2を行ったり来たりしているゴールドネオだが、重賞初出走となった正月の名古屋記念では、勝ったマイネルアラバンサから8馬身離されはしたものの2着。今回のメンバーなら上位も狙えそうだ。
◎ヒシウォーシイ
○トウホクビジン
▲エーシンアクセラン
△ゴールドネオ