NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
年末の桐花賞は、直線で早めに抜け出したゴールドマインが押し切って重賞初制覇。1番人気のマヨノエンゼルは向正面から追っても行きっぷりがあまりよくなく、直線ようやく伸びて2着を確保という結果。ただ今回は、ゴールドマインがプラス2キロの59キロに対し、マヨノエンゼルは据え置きの56キロ。マヨノエンゼルは9月の青藍賞で一気に古馬のカベも突破したが、それ以降は勝ちきれないレースが続いている。年が明けて4歳となったここで、岩手古馬戦線の覇権を握りたいところ。
相手にはこのレース連覇のかかるアンダーボナンザ。昨年のこのレース以来重賞勝ちはないものの、近走も岩手古馬のオープンクラスで常に上位争い。3走前、2走前では、ゴールドマインの3着、2着に敗れているものの、斤量比較ではマヨノエンゼルと同様に今回はこの馬に有利。昨年、3連勝で重賞初制覇を果たした得意の舞台で再び見せ場をつくるかどうか。
今回は59キロがいかにも厳しそうなゴールドマイン。とはいえ昨年9月に岩手に転入してからは、芝のOROカップ10着は度外視として、それ以外では6戦4勝、2着1回、4着1回。プラス2キロを克服できるか。
アルディは、09年冬季休催明けの3月からなかなか勝ち星が遠かったが、11月30日に昨年の初勝利を挙げると、そこからB1級でいきなり3連勝。力をつけているとすればここで馬券圏内に食い込む可能性も。
◎マヨノエンゼル
○アンダーボナンザ
▲ゴールドマイン
△アルディ