出走11頭中、前走トルコ石特別の1~5着馬が出走しているが、転入後1戦1勝の馬が2頭いたりして実力比較が難しい。
ここは前走、船橋の総の国オープンで3着と健闘したジョインアゲンが中心でいいだろう。前で接戦の2頭からは離されたが、4コーナーで中団よりうしろの位置取りから直線よく伸びて3着を確保。今回、2400メートルのゆったりした流れはなおよさそう。高知では8戦6勝、2着2回で、黒潮マイルチャンピオンシップを9馬身差で圧勝した。2度の2着で先着されたセトノヒットが前走トルコ石特別惨敗で不在とあれば負けられない一戦だ。赤岡修次騎手は今年、28日現在で711戦255勝、2着138回。勝率35.9%、連対率55.3%は驚異的な数字だ。勝ち星では全国2位の木村健騎手と並んでいるが、園田の開催が残り3日間なのに対し、高知は大晦日のみ。固め勝ちで全国2位に浮上できるかどうか。
ハンドシェイクは、中央から転入初戦のB2戦を楽勝。スタートで伸び上がったような感じで取り残されたが、3コーナーで先頭に立つと、直線では楽々と後続を置き去りにした。中央未勝利とはいえ、5戦してそのうち4戦が芝2000メートルで4着以内。今回は赤岡騎手がジョインアゲンに乗るため、福山の岡田祥嗣騎手を起用。いきなりの大駆けがあっても不思議はない。
トルコ石特別1、2着のゲイリージュピター、パリスエトランゼル、それに道営から転入初戦のA2特別を買ったゴッドセンドが連下候補。
ゲイリージュピターは兵庫から転入後、高知では4戦3勝、2着1回。その2着は黒潮マイルチャンピオンシップだが、ジョインアゲンから9馬身差では逆転は難しいだろう。
パリスエトランゼルは、中央から転入後3戦していずれも2着。距離延長で上位食い込みを狙いたい。
ゴッドセンドは今年7月に門別の星雲賞を制覇。ただ秋以降は勝ち星がなく、道営記念でも10着。道営記念2着のヒロアンジェロが、総の国オープンでジョインアゲンに続く4着だっただけに、この馬も逆転までは厳しそう。
3歳三冠馬グランシングは、前々走でA1特別勝ちがあるものの、古馬の一線級が相手ではまだ荷が重そう。
スパイナルコードは、よさこいナイターが始まってから6連勝と大ブレーク。しかし、その後は高知でも1秒以上の差をつけられての負けが続いていて、以前の勢いはどこに行ったのだろう。
◎ジョインアゲン
○ハンドシェイク
▲ゲイリージュピター
△パリスエトランゼル
△ゴッドセンド