NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
昨年秋に中央から転入し、肥後の国グランプリ、ファン選抜大阿蘇大賞典を制しているタニノウィンザーを本命とした。3月の大阿蘇大賞典を制して以降は、A級で10戦6勝、2着3回と荒尾では間違いなくトップの成績。2000メートルという距離は、両重賞でともに完勝しているだけに、この馬にとっては強調材料となる。
対するのが佐賀から単騎遠征のサンシーズン。中央2勝で今年佐賀に移籍。転厩後のオープン9着、吉野ヶ里記念4着はいずれも1400メートルと距離不足で、1800メートルの前走脊振山特別では2着を確保。そのレースを勝ったヘイアンレジェンドが、やはり中央2勝からの転入初戦で、そのレベルがどのあたりにあるのか計りかねるところはあるが、佐賀A級の善戦組を負かしていることから荒尾のオープンクラスに入っても好勝負だろう。地元荒尾勢を軽くひとひねりしても不思議はない。
連覇を狙うテットウテツビは、年度が替わってクラスが下がりC級からB級でまずまずの成績。久々のオープンクラスとの対戦がどうか。
テイエムジカッドは、8月のつばき特別、9月のグリーンランドリゾートカップでタニノウィンザーに土をつけたスピードの持ち主。中央在籍時は荒尾に遠征してたんぽぽ賞や霧島賞での勝利もあり、今年春に移籍後はA級で4勝を挙げる実績。しかし連対はいずれも1500メートル以下のもので、2000メートルの今回は不安が残る。
◎タニノウィンザー
○サンシーズン
▲テットウテツビ
△テイエムジカッド