NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
3歳限定のハンデ戦だが、トップハンデでもカラテチョップが断然。兵庫ダービーを勝ったあと、ジャパンダートダービーJpnIに出走というプランもあったが、無理はせずにその1カ月後、地方全国交流の黒潮盃に遠征。単勝22.1倍、8番人気という低評価ながら、4コーナー10番手から豪快な追込みで3着に食い込んだ。個人的なことを言えば、カラテチョップから流していたので、もうひとつ着順を上げてほしかったのだが......。兵庫ダービーから黒潮盃までは2カ月、そして今回も黒潮盃から2カ月ぶりの実戦。ゆったりしたローテーションだが、黒潮盃で発揮したパフォーマンスを考えれば、ここでも中心。
相手もやはり兵庫ダービーの上位馬。2着のキヨミラクルか、4着のタマモリターンか。どちらも近走古馬A級2組で善戦、1700メートル戦で連対を外したのは1度だけ、しかも斤量56キロと、実績があまりにも似ていて甲乙つけがたい。どちらもカラテチョップを負かす可能性までありそうだが、ここは目下全国リーディング2位の木村健騎手に戻るタマモリターンを上にとる。
今年3月のデビュー以来連続連対を続けるキタイセユニバースが重賞初挑戦となるが、いきなり上記3頭との対戦では楽な競馬はさせてもらえないだろう。
バージンサファイヤは、前々走でのじぎく賞制覇、前走古馬牝馬との兵庫サマークイーン賞2着と好調だが、牡馬との重賞が2月の園田ユースカップ(4着)以来となるだけに、カラテチョップより2.5キロ軽いだけの54.5キロで勝負になるかどうか。
◎カラテチョップ
○タマモリターン
▲キヨミラクル
△キタイセユニバース
△バージンサファイヤ