とあるところで枠順はおろか一部登録馬も決まっていない状況でダービーウイークの予想を出した。岩手ダービーダイヤモンドカップは、舞台が盛岡に変わった七時雨賞で逆転勝利のダンストンジールを堂々の本命にしたのだが、出ていない。と思ったら、前日のはまなす賞のほうに出走。なるほど2歳時には盛岡の芝コースで好成績だったのか。それにしても1着賞金450万円のダイヤモンドカップではなく、150万円のほうを選ぶとは、よほど自信があるのだろう。
七時雨賞では2着と不覚をとったものの、阿久利黒賞まで4連勝のマヨノエンゼルに期待してみたい。連勝は途切れたものの、その七時雨賞は他の牡馬より2キロ重い57キロだった。今回は定量で、鞍上が小林俊彦騎手に替るのも期待の表れだろう。
4連勝中のマイネルサーブルがまだ底を見せていない。昨年末に中央未勝利から転入。2戦は勝てなかったものの、この4月以降は負けていない。重賞初挑戦の相手強化でどこまで迫れるか。
お手馬が重なった菅原勲騎手は、なかなか勝ちきれないトキワノマツカゼではなく、留守杯日高賞を制した牝馬のシルバーカテリーナのほうを選んだ。自厩舎ということもあるのかもしれないが、菅原騎手ほどになればそれはあまり関係ないだろう。北海道から南関東を経由して、今シーズンから岩手の所属。岩手では同世代の牝馬としか対戦がないが、2戦してまだ負けていない。
トキワノマツカゼも、スプリングカップ、阿久利黒賞と、マヨノエンゼルと接戦を演じているだけにここでも当然上位争い。
2歳時は勝ち星を挙げられなかったリュウノアレスは、年明け後、冬季休催をはさんで3連勝と力をつけている。
◎マヨノエンゼル
○マイネルサーブル
▲シルバーカテリーナ
△トキワノマツカゼ
△リュウノアレス