NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
もともとも8頭立てだったものが、前日の段階で2頭も取消して6頭立てになってしまった。ゴールデンエビスはこれが重賞初挑戦だが、中央から転入後、前走のS1まで4戦して3勝。グレートステージは2005年の兵庫二冠馬で、近2走はS1戦を連勝。いずれも馬券の対象となりそうだっただけに、なんとも残念。
そろそろモエレトレジャーに重賞の順番が回ってこないだろうか。前走、前々走は、ともにベストタイザンに食い下がっての2着。もともと南関東時代は彩の国浦和記念GII勝ちなど2000メートルくらいまでを得意としていた。今回は1700メートルに距離延長のうえ、少頭数で楽に先手を取れそうなだけに、兵庫で初タイトルの期待が高まる。
前走、兵庫サマークイーン賞の勝ち方が鮮やかだったフサイチミライが相手。中央から転入後は8戦5勝、2着1回、3着2回と、まだ底を見せていないところも魅力。
昨年末の園田金盃、年明けの新春賞、ともに2着のアグネスミステリーが人気になりそうだが、オープン(S1)クラス以上ではまだ勝ち星がないのが気になるところ。相手関係にかかわらず勝ち切れない善戦タイプなのかもしれない。
このレース連覇を目指すマグマサインも、このメンバーなら十分に可能性はある。
◎モエレトレジャー
○フサイチミライ
▲アグネスミステリー
△マグマサイン