昨年はメイショウバトラーとアグネスジェダイの実力が抜けていて、結果もそのとおり、馬連複130円、馬連短160円という固い決着。さすがにこのオッズでは馬券を買おうという気にはなかなかならない。
去年とはうってかわって、今年は中央勢4頭どの馬にもチャンスがありそうで、しかも地方勢にも一角崩しが期待される馬が何頭か。予想は難解だが、馬券的にはおもしろそうなメンバー構成になった。
7月20日のJRA函館・マリーンステークスは、トーセンブライトが直線で先頭に立ち、直後につけた1番人気のフェラーリピサがアタマ差届かずというレースだった。そのとき58キロだったトーセンブライトが今回は57キロ、逆にフェラーリピサは57キロから今回は58キロ。単純に斤量では今回トーセンブライトが有利になりそうだが、近走の勢いからフェラーリピサを中心にしたい。3走前、東京ダート1400メートルの欅ステークスはレコード勝ち。前々走の大沼ステークスはトップハンデ57.5キロでの勝利。500キロを超える馬格で58キロも克服可能と見る。
相手はもちろんトーセンブライト。ダート1400メートルでも実績は十分。
タイセイアトムは前々走の北海道スプリントカップJpnIIIは5着だったが、1400メートルの根岸ステークスGIIIではトーセンブライト(4着)に先着の2着という実績があり、逆転の期待も十分。
連覇を狙うメイショウバトラーだが、今シーズン船橋のマリーンカップJpnIIIを勝ったとはいえ、昨年ほどの勢いがない。さすがに8歳で衰えは否定できない。
北海道スプリントカップJpnIIIで2着のダイワメンフィスは、当時より充実した中央勢を相手にどこまで。
船橋から実績馬3頭が遠征してきたが、近走の成績からダートグレードで馬券にからめるかは微妙なところ。絶好調の戸崎圭太騎手でディープサマーが食い込めるかどうか。
地元の期待は昨年3着のテンショウボスだが、3着とはいえ勝ったメイショウバトラーから1秒9も離されていたことを考えると、このメンバーに入ると厳しい。
◎フェラーリピサ
○トーセンブライト
▲タイセイアトム
△メイショウバトラー
△ダイワメンフィス
△ディープサマー