ダートグレードの全日本サラブレッドカップから衣更えして第3回を迎える笠松グランプリ。
東海地方の重賞はメンバーが分散しやすく一線級のメンバーが集まりにくい、と何度か書いたことがあるが、今回のこのレースはタイミングがよかったのかどうか、勝っても不思議はない馬が何頭もいる楽しみなレースとなった。ダートグレード以外で東海地区の重賞がこういう顔触れになるのは、最近ではめずらしいのではないだろうか。
今年これが7戦目で、ようやく順調に使えるようになったミツアキタービンがこのレース連覇達成で復活……といきたいところだが、前走オッズパークグランプリでは果敢に先行するも最後粘りきれず、テンショウボスに差され1 1/4馬身差の2着。レコード決着だけに相手が悪かったともいえるし、これで状態が上向いてくるかもしれない。とはいえ自信をもって本命とするにはちょっと心もとないという気もする。
ならばここはウイニングウインド中心で。JBCクラシックJpnIの8着は参考外で、そこまで地方重賞を3連勝。特に姫山菊花賞では、帝王賞JpnI4着のチャンストウライを敵地で完封したのは価値がある。
JBCスプリントJpnIは12着も、くろゆり賞でウイニングウインドの2着のあとオープンを連勝しているマサアンビション、オータムカップ勝ちのティアマット、スプリントを制したマルヨスポット、先行して一発のあるムーンバレイらも差はない。昨年2着で前々走金沢・オータムスプリントカップを制したケンゴウザンもここは得意の距離。ただ、全盛時の力はないようで、さすがにそこまで印が回らない。
◎ウイニングウインド
○ミツアキタービン
▲マサアンビション
△ティアマット
△マルヨスポット
△ムーンバレイ
ウイニングウインドとミツアキタービンの馬連複か馬連単の表裏を厚く、あとはオッズを見て流す。それと、上記2頭を1、2着に入れて、ケンゴウザンまで入れた残り5頭を3着として3連単もちょっとだけ。