岐阜金賞:中央で鍛えたイエロージャケット
3歳馬による東海・北陸・近畿・中国地区交流の岐阜金賞。今回は東海勢のみの争いとなった。
今年の東海地区の3歳戦線は上位馬何頭かが勝ったり負けたりの混戦。それをさらに難しくしているのが、東海地区には中央への挑戦を続け、地元でのレースからは数カ月も遠ざかってしまう馬がいること。
本命は、そんな中央への挑戦を続けている1頭、イエロージャケット。ホッカイドウから笠松に移籍後、緒戦で2着に負けたのみでその後は中央挑戦を除けば4連勝。若草賞、スプリングカップの2重賞も制している。地方でのレースはその3月のスプリングカップ以来。その間3回中央の芝で走り、着順は6、8、8着だが、いずれも大敗しているわけではなく、むしろ春より力をつけている可能性はある。
対照的に中央には遠征したことがないキムタツプリンセスが相手。前走古馬A3級での勝利は、今回のメンバーでは古馬に入ってもっとも上のクラスで勝ったことになる。
この2頭の馬連複か馬連単の表裏が本線。
以下では、ダービーグランプリGIは勝負にならなかったが、地元ではこれが重賞初挑戦となるティアマットに未知の魅力。オッズパーク・ファンセレクション・イン笠松と金沢・MRO金賞で2着だったオクトパス、それから走るときと走らないときの落差が大きく忘れた頃に一発のあるタイプのマウタンまでおさえたい。
◎イエロージャケット
○キムタツプリンセス
▲ティアマット
△オクトパス
△マウタン
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九州記念:テイエムデウスの連覇濃厚
荒尾での古馬による九州地区交流戦、九州記念。
中央から荒尾に移籍後地元荒尾では8戦全勝で、このレース連覇を目指すテイエムデウスと、佐賀からの遠征組の力関係が予想の重要ポイントとなる。
今回佐賀からの遠征は3頭。このうちメキメッサーとコウエイベストはどうやら格下っぽい。メキメッサーは中央から転入後1戦のみだが、それほど人気にもならず、人気どおり負けているので、それ以上の成績は望みにくい。
勝負になりそうなのは、やはりベルガモットシール。しかし7月の吉野ヶ里記念ではアウェーのテイエムデウスが4着だったのに対し、ホームのベルガモットシールはそこから2馬身半ほど離れた7着だった。
おそらく人気どおりだろうが、テイエムデウス→ベルガモットシールの馬単で勝負したい。
何かあったときの押さえも昨年このレース2着だったダイキチムスメだけでよさそう。
◎テイエムデウス
○ベルガモットシール
△ダイキチムスメ