22日(日)に盛岡芝1600メートルで行われる3歳馬によるウイナーカップ。川崎、船橋、笠松から各2頭、名古屋から1頭の挑戦があり、地元馬は7頭。地元岩手勢も含めいずれの地区でもトップクラスからは一枚落ちるメンバーの対戦だけに力の比較が難しい。
それをさらに難しくしているのが、7月のオパールカップで12番人気ながらブラックショコラのクビ差2着と接戦を演じたカズノマックイーンや、8月のひまわり賞で9番人気ながらサイレントエクセルの2着に好走したバルクなどの存在だ。
どちらも常にそれほど人気にはならず、忘れたころに好走するだけに始末が悪い。いや、始末が悪いというのは失礼だが、こういう馬は負けても負けても狙い続けないと馬券に生かすのは難しい。
ちなみにバルクはデビューから23戦していまだに未勝利。地方競馬は入着賞金によって格付けをするため、勝てずともクラスが上がり、未勝利馬が重賞を勝つなんてこともあるのがおもしろいところ。
で、今回は南関東の2頭から狙ってみたい。
ジェスターズコートは前走戸塚記念ではじめて3着以内をはずしたが、盛岡の芝コースはオパールカップで差のない3着の実績がある。
もう1頭はガンファイター。休み明けの戸塚記念は惨敗だったが、中央の芝で2戦して負けはしたものの、勝ちに等しいレース内容だった。
中央の芝で好走といえば笠松のオグリホットも500万下で4戦していずれも掲示板を確保しているだけに、ここでも可能性は十分にありそう。
地元岩手勢では、芝では1戦しかしていないものの、ダイヤモンドカップ3着、不来方賞2着など、このメンバーでは格上のテンショウボス。オパールカップ2着のカズノマックイーン。それに同4着のグリーントマト。
馬券を買うなら小額のボックスなどで高配当を狙いたい。
◎ジェスターズコート
○ガンファイター
▲テンショウボス
△カズノマックイーン
△オグリホット
△グリーントマト
そういえば、オパールカップを勝ったブラックショコラが大井に移籍した。19日に緒戦を迎え、古馬のB1B2ではちょっと荷が重いかなあと思ったが、14頭立てのしんがり負けは残念だった。南関東のレースに慣れれば、いずれ好走も可能だろう。しばらくは注目してみたい。