月曜盛岡のメインレースはJRA条件交流の「フレンドリートロフィー アメジスト賞」。岩手3歳2勝以下・JRA3歳未勝利という条件で行われます。
双方から6頭ずつ、計12頭が出走。今季初の交流戦でもあり、予想の前に近年のこの条件のおさらいをしておきましょう。
●08年
ダ16 JJJJ岩 126,160
ダ16 J岩JJJ 8,620
芝17 J岩JJJ 44,320
芝17 J岩JJ岩 65,720
ダ16 JJ岩岩岩 9,120
ダ16 J岩JJJ 7,090
芝17 JJ岩J岩 22,540
●07年
ダ16 JJJJJ 1,330
ダ16 JJJJJ 19,280
芝17 JJ岩J岩 13,810
芝17 JJJJJ 6,410
●06年
芝17 岩岩JJJ 282,330
ダ16 J岩岩JJ 3,260
ダ16 岩JJJ岩 186,240
芝17 JJJ岩J 21,490
芝17 JJ岩JJ 36,410
上はここ3年のフレンドリートロフィーでの、条件・上位5着までの馬の所属、そして3連単の配当です。
ざっと見て分かるとおり昨年・一昨年とJRA勢が全勝。07年などは岩手勢は連対すらできませんでした。
ついでにいうと05年は5戦してJRA4勝・岩手1勝、04年は5戦してJRA5勝。という事で過去5年のべ26戦でJRA23勝・岩手3勝。さらにいうとダートでは11戦行われてJRA10勝・岩手1勝。芝ではそこそこ互角といっていい戦績があるのですが、ダートではあまりにもワンサイドな結果です。
ただし、決して一筋縄では終わっていません。3連単の配当を見れば一目瞭然で、この高配当の連発ぶりは“荒れて当然”といった印象すら受けます。
となるとこのレースのスタンスは、JRA勢を中心視しつつも決して人気サイドにこだわらず、むしろ穴目を狙って行くべし。と、こんな感じでしょうか。
そんな事を踏まえつつ考えるフレンドリートロフィー・アメジスト賞。本命は(10)ジェットスパークルとしました。
ここまで未勝利戦7戦を経て最高が3着という同馬ですが、いずれも中央場所で走ってかつ勝利一歩手前まで行っているのだから、他より優位と見ていいでしょう。距離面の不安は確かにありますが、先行してしまえば押し切れる相手関係。初勝利のチャンスです。
対抗もJRAから(5)キャシャリンを。先行して粘りきれずといった結果が続きますが、決してバテてガタッと来ているわけでもない様子。ここはこれまでより楽に先行できるでしょうし、そうであれば粘り切ってしまってもいいはず。
(7)メイショウマクベスの評価が難しいところ。前走の名古屋の交流戦、確かに4着にはなりましたが、道中は名手・吉田稔騎手をもってしても苦心している感じでした。コースの広い盛岡ならとも思いますが、休み明けでもあり、現状は上手く嵌ってくれれば・・・という所でしょうか。
岩手勢で挙げるなら(3)マルブツコンバットを。JRAの馬たちはいずれも先行策を取ってきそうですが、それぞれ不安点はあるだけに全部が全部そのまま流れ込む、とも思えません。どこかが崩れればこの馬の出番。
同じ事は(4)テバギアにもいえます。流れと展開によっては上位の一角に食い込んでも・・・。
◆買い目
馬単(10)=(5)、(10)=(7)、(5)=(7)、(10)=(3)、(10)=(4)
◆お奨めこの一頭
6R:ドリームオブワイ
極端な先行有利だったコースもある程度差しが届くようになり、加えて距離短縮なら強気になれる。