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金子大輔が2強を倒した
雨の日が多かった6日間シリーズ。初日と5日目の準決勝戦は良走路で行なわれたが最終日6日目は重走路で実施された。
1枠から先行すればペースを上げられる、コースを外さなければ抜かれないと評価されたであろう鈴木圭一郎が人気を集めた。
ところが鈴木圭一郎は2号車の金子大輔と3号車の青山周平にスタート包まれる厳しい展開に。青山周は1周回1コーナーのコース取りが大きくなり、金子大が主導権を握って逃げ始めた。
黒川京介は1周回3コーナーで青山周の外へ付け、両者の間へ鈴木圭が割って入るが、さらにその内へ荒尾聡が飛び込んできて、その上さらに有吉辰也がイン切り込むという大激戦。青山はなんとか2番手へ抜け出したが、金子大との差は詰まるどころか徐々に離される。
態勢を立て直して追ってきた鈴木圭が4周回3コーナーで青山周と有吉の内に突っ込むが外へ流れて、ここで有吉が2番手に浮上。そこから数周、鈴木圭は有吉に抵抗されて先頭を追う展開を作れず、8周回3コーナーでようやく有吉のインを切り返したが時すでに遅し。
金子大輔は自分のペースで逃げ切り、3度目のSG制覇。全日本選抜は9年ぶり2度目の優勝となった。
文/鈴木