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角翔太郎が2022年ぶりの優勝
小雨のブチ走路で開始した最終日は雨が強まった時もあったが、第10レースには走路が回復して第12レースの決戦も良走路でおこなわれた。
先行争いがカギになると話していた角翔太郎が、スタート巧者である五所淳の内枠から鋭く飛び出した。
試走の周回中に前に目標がいないためタイムの出にくいとされる1号車で、角は7車中トップタイの試走3.29秒を計時。レースでもそのスピードを発揮して後続とのリードを一気に拡げる。同期の山本将之がレース中盤に2番手へ上がったが差が詰まる気配はない。同じく試走タイム3.29秒の松尾啓史が猛然と追い上げてきて最終3コーナーで山本将を捌いて2着。
角は自己ベスト3.351秒に迫る3.352秒の好時計で6周回を逃げ切り、デビューから通算3度目の優勝を手にした。
文/鈴木