オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
佐藤貴也が雨中の決戦を制す!
前日の天気予報通り、GII川口記念の優勝戦は雨走路で行なわれた。制したのは浜松の佐藤貴也。鋭いイン攻めで栄冠を手にした。
試走タイムは金子大輔の51がトップ。次いで、佐藤と若井友和が52。4番手が鈴木清の56で、57が岡部聡と高橋貢。小林瑞季と山際真介は60と厳しい数字。
0ハンの小林がスタートをしっかり残し逃げ態勢に入った。しかし、そこまでペースは上がらない。インコースを主体に佐藤が攻め上げ、早い段階で首位に立った。対して、金子はアウトコースを主体に攻め上げ、先頭に立った佐藤にピタリと続いた。そこからは二人のマッチレース。後ろに付けた金子が佐藤に何度もプレッシャーをかける。抜けそうなタイミングは何度かあったが、佐藤がコースを外さず抑え切った。辛抱の勝利と言える。3着には、若井を逆転し、インコースを我慢して走った鈴木が食い込んだ。岡部はいいところがなく、高橋も1周2コーナーでの滑りが響いたかたち。
このレースの佐藤は、本来の走りができていた。思い切り良く、目一杯に乗っているときの佐藤は、だいたい良い成績を残せる。デビュー直後からそれなりの活躍を見せていたが、ここ1~2年で飛躍的な成長を見せた。記念レースを獲るようになった。あとはSGの大舞台で最高の結果を出すだけだ。