昨日の水沢第9レース、歳末特別A二組で、我らがマリーグレイスが逃げ切り勝ち!
なんとこれで3連勝です!!!
デビュー当時は芝の重賞を勝ったり、芝を中心に走って来ましたが、ここに来て粘りが格段にアップ。
今回も早めに体を併せられる厳しい展開でしたが、最後まで粘り込んでの勝利でした。
来年はさらに強い相手と戦うことになると思いますが、進化したマリーグレイスの走りに期待したいです。
*31日(火)水沢 第9R『桐花賞』 2000m 15:15発走*
岩手のグランプリレースに相応しいメンバーが集まりました!
前走の白嶺賞でハナ差の決着を演じたエンパイアペガサスとヤマショウブラックの再対決に注目しています。
エンパイアペガサスは休み明けだった北國王冠で、長距離輸送があったにもかかわらずプラス14キロと大きく体を増やしました。
3着には入ったものの、やはり動きに重さを感じていたのですが、
前走は水沢でのレースでしたがマイナス4キロと絞れていたし、動きも北國王冠以上だったと思います。
早めに自分から動いて行って、最後はヤマショウブラックに猛追されましたが、ハナ差凌いでの勝利。
レース内容的には着差以上に強さを感じたし、距離が2000mに延びるのもプラスでしょう。
ヤマショウブラックはこれまで直線だけで勝負するイメージが強かったのですが、ここに来て前半からいい位置が取れるようになりました。
前走も最初はエンパイアペガサスよりも前にいて、最後は素晴らしい末脚を披露。
2着に負けたものの、エンパイアペガサス相手にハナ差まで詰めたことはさすがです。
イーハトーブマイルを勝っていますが、この馬にとっても距離が2000mになるのはプラス。
体が成長してどんどん逞しくなっているし、グランプリの舞台で世代交代もあるかもしれません。
この2頭が他を引き離して強いという印象で、3番手選びが難しいところ...
アドマイヤメテオは岩手移籍後まだ勝ち星がありませんが、絆カップ、白嶺賞と3着に食い込んでいます。
JRA時代は芝1800~2000mを中心に走って来た馬で、こちらも距離延長はもってこいでしょう。
サンエイプリンスは今回が初めての重賞挑戦。
岩手生え抜きで着実に力を付けて来て、前走は初のA-1クラス昇級戦で2着に健闘しました。
このメンバー相手にどこまでやれるか楽しみです。
山本聡哉騎手とのコンビで復活に期待のコミュニティまで。
◎10、エンパイアペガサス
○5、ヤマショウブラック
▲12、アドマイヤメテオ
△9、サンエイプリンス
△11、コミュニティ
28日に中山競馬場で、ヤングジョッキーズシリーズ・ファイナルラウンドが行われました!
前日の大井でファイナルラウンドが開幕。
第1戦は兵庫の松木大地騎手、第2戦は岩手の岩本怜騎手が勝利して、最終日の中山を迎えました。
まず初戦を制したのはポイントトップだった岩本怜騎手。
後ろから松木大地騎手が迫りましたが、最後にもうひと伸びしてJRA初勝利を掴みました。
岩本怜騎手
「すごく嬉しいです。
船橋市出身で、子供の頃に何度か来たことがある中山競馬場で勝つことが出来るなんて...
今日は両親や友達も見に来てくれているので、目の前で勝つことが出来て本当に嬉しいです。
それに、GIデイということもあって、お客さんもすごいですね。
たくさん声援をいただいて、とても嬉しいです。
昨日の大井(第2戦)はかなりの人気馬に乗せていただいて、プレッシャーを感じてだいぶ緊張してしまいました。
ゲート裏がマックスの緊張感だったんですけど、レースに行ったら落ち着いて乗ることが出来ましたし、馬の力が本当に強くて、勝たせていただきました。
昨日緊張した分なのか、今日はすごくリラックスして乗ることが出来ましたね」
そして、第2戦は川崎の中越琉世騎手が勝利しました!
一昨年もファイナルに出場した中越騎手でしたが、その時は焦ってしまい、落ち着いて乗ることが出来なかったそう。
2年前の雪辱を晴らし、見事JRA初勝利を挙げました。
中越琉世騎手
「後方から行こうかと考えていて、ペースが遅くて、誰も行かなければ行こうかと思っていたところ、他のジョッキーが行ったので、
そのままついて行ったらバテると思ってひと呼吸置きました。
先生からも「ジリジリと伸びるタイプ」と聞いていたので3コーナー中間から仕掛けました。
直線に向いて残り200mでまだ1ギア残っていたので、いけると思いました。
一昨年は心残りしかないレースで、今年は挽回をしようと誓っていましたが、実際勝つことが出来て、内心は泣きそうでした。
親父も応援に来ていたので、恥のないレースをしたいと思っていました」
中越騎手のお父様は、高知のリーディングジョッキーとして活躍し、その後兵庫に移籍して地方競馬通算1706勝を挙げた、元ジョッキー中越豊光さん。
その偉大な父は、JRAでは4着が最高だったそうで、「一つだけ親父に勝った!」と喜んでいました。
最終戦を終えて、総合優勝はファイナル2勝を挙げた岩本怜騎手(62ポイント)、第2位は1勝2着1回の成績を残した松木大地騎手(53ポイント)、3位は兵庫の長谷部駿弥騎手(47ポイント)となりました。
表彰式はパドックで行われたのですが、同時刻にホープフルステークスの振り返りリポートを担当していたため、見に行くことが出来ませんでした。
写真は小堺翔太くんが撮ってくれたものです。
岩本騎手は今年、通算100勝を挙げてすでに減量がなくなりました。
デビュー2年目ですが、最初で最後の出場となるファイナルラウンドで、見事優勝を飾りましたね。
松木大地騎手は昨年に続いてのファイナル進出で、昨年3位以上の成績を収めました。
しかも、昨年は高知所属だったわけですが、今年は兵庫代表としてもしっかりと結果を残してくれましたね。
松木騎手もすでに通算100勝を越えて減量がありませんから、今年がラストのヤングジョッキーズシリーズでした。
長谷部駿弥騎手も、昨年に続いてのファイナル進出で、昨年(6位)以上の好成績を残しましたね。
このシリーズが始まったお陰で、これまで以上に新人ジョッキーたちに注目が集まるようになりましたし、
何より本人たちの意識も変わったのではないかと。
地方所属騎手にとって、デビュー前から他場で騎乗出来ることが約束されていて、結果を出せば中山でも騎乗出来る可能性があるなんて...
モチベーションも上がるし、視野も広がると思います。
ぜひ来年以降も続いて欲しいし、そこで奮闘するヤングジョッキーたちの姿が見たいです。
*30日(月)笠松 第11R『ライデンリーダー記念』 1600m 15:35発走*
ここはニュータウンガールがアタマ一つ抜けた存在だと考えます。
門別デビューで、笠松移籍初戦の秋風ジュニアは4着に終わりましたが、
中団から早めに押し上げて行って、最後はちょっと甘くなるという競馬で、約2か月ぶりということを考えても悲観する内容ではありませんでした。
続くジュニアクラウンでは、気合を付けて逃げる形になり、3,4コーナーで一度並ばれたものの、渋太く粘り込んで勝利。
前走で負けたダルマワンサをハナ差で退けました。
今回と同じ舞台のラブミーチャン記念では、北海道のテーオーブルベリーには完敗したものの2着を確保。
前走のジュニアキングは、好位追走から早め先頭に立つ王道の競馬で勝利。
2着ダルマワンサとの差は2馬身半に広がったし、1戦ごとに強くなっている印象です。
これまで戦って来たメンバーがほとんどだし、強力な敵も見当たらないので、ここは順当勝ちではないでしょうか。
難しいのが対抗以下の馬たち。
どの馬も一長一短で、展開次第で何が絡んで来てもおかしくないメンバー。
脚質で見ると、ほとんどの馬が前に行って好成績を挙げているわけで、ニュータウンガールを中心に考えた時、ニュータウンガールよりも前で競馬をしそうな馬には厳しい展開になるのでは。
ローズレイジングはこれまでオープンでは歯が立たなかったけれど、
前走寒椿賞では飛ばす逃げ馬を追いかけて行って、最後まできっちり伸びていました。
見た目以上にタフな展開を勝ちに動いての勝利で、大きな成長を感じます。
前走笠松移籍初戦だったルミナスアローは、環境の変化もあったし、一気の距離延長にも戸惑った印象です。
今回は2度目のコース。
門別でオープンを勝っている馬で、もっとやれる力はあると思っています。
前走JRA認定競走を逃げ切ったビックバレリーナ、ラブミーチャン記念5着のネオセラフ、前走2歳2組を勝ったメタリフェルまで。
◎5、ニュータウンガール
○4、ローズレイジング
▲2、ルミナスアロー
△10、ビックバレリーナ
△3、ネオセラフ
△1、メタリフェル
*28日(土)高知 第7R『金の鞍賞』 1400m 18:10発走*
ここは移籍組の勢い上位と考えます。
本命にしたのはレインズパワー。
門別デビューでフレッシュチャレンジを勝ち、続くフルールカップで2着。
オープンも2勝している素質馬です。
高知移籍初戦は古馬に混じってのC2-6組で僅差2着。
これまで戦って来た相手が違うし、ここは初重賞制覇のチャンスです。
対抗はリワードアヴァロン。
高知で活躍したグランシュヴァリエ産駒ということも胸アツですね!!
門別デビューで未勝利を勝つまでに時間が掛かりましたが、すぐに2勝目を挙げて勢いに乗りました。
高知移籍初戦はC3-6組で逃げ切り勝ち。
スピードがあるし、先手が取りやすい好枠を引いたのもプラス材料です。
3番手評価は赤岡騎手騎乗のセキセキ。
JRA未勝利から高知に移籍して3戦2勝2着1回とパーフェクト連対中。
上記2頭が古馬に揉まれているのに対して、高知でのレースはすべて2歳戦ですが、前走2歳2組できっちり差し切り勝ち。
まだまだ上を目指せる馬だと思います。
地元生え抜きのガンバルンは、黒潮ジュニアチャンピオンで逃げ切り勝ち。
逃げて早めに捕まるレースが続いていましたが、引き付けた逃げではなく、引き離した逃げに転じて楽勝して見せました。
ここはメンバーが強くなりますが、前走のように自分のリズムで行ければ渋太く粘ってくれるのではないでしょうか。
ボルトギーニは前走で2歳1組を勝利しました。
内枠を活かして早め先頭で押し切る強い内容でしたが、前半は西川騎手がかなり追っ付けていたし、
勝負所ではエトゥープが体を併せて来て、決して楽な展開ではなかったと思います。
それでも最後突き放したのは能力の証でしょう。
◎4、レインズパワー
○2、リワードアヴァロン
▲5、セキセキ
△6、ガンバルン
△12、ボルトギーニ
*27日(金)園田 第10R『園田ゴールドトロフィー』 1400m 16:00発走*
今年のメンバー構成は本当に難しいです!!!
基本的にはJRA勢が強いんでしょうが、どの馬も推したいポイントとマイナス面があって...
なかなか、この馬!というのが決められません。
ということで、今回はボックスで買おうと思っています。
どの馬も一長一短ということで、本命はもう気持ち、応援したいという強い気持ちからラブバレットにします。
もちろん全盛期に比べたら...という想いもありますが、2017年には2着に頑張ったこのレース。
昨年は岩手の薬物騒動の影響で出走出来ず、今年は再び同じことで笠松グランプリに出走出来ませんでした。
今回は川崎に移籍しての調整ですが、鞍上はこの馬を知り尽くしている山本聡哉騎手。
前走59キロを背負って圧勝しているし、このメンバー相手に55キロは決して楽ではないですが、力を出せれば十分上位争いだと考えます。
対抗はテーオーエナジー。
最近はいまいちなレースが続いていますが、昨年の兵庫チャンピオンシップで5馬身突き抜けた馬です。
地方小回りでは安定して走っているし、何より園田で岩田騎手というのは大きな魅力。
抜けた存在がいないここは、復活を期待します。
ノボバカラは前走のJBCスプリントで素晴らしい末脚を見せてくれました。
展開がハマった面はあるものの、あのメンバーで4着ですからやっぱり力はありますね。
圧倒的な兵庫リーディングの吉村騎手がどんなエスコートをするのか楽しみです。
3歳馬デュープロセスは休み明け2戦が振るいませんが、未勝利から4連勝でユニコーンステークス2着に来た馬。
斤量などの条件は厳しいですが、タイトルを獲る力はあると思います。
もう1頭は高知のサクラレグナムに期待。
昨年のこのレースは4着に頑張っているし、休み明けを2連勝して勢いがあります。
10歳馬ですがまだまだ元気いっぱい。53キロを活かして底力を見せて欲しいです。
◎1、ラブバレット
○6、テーオーエナジー
▲8、ノボバカラ
△3、デュープロセス
△9、サクラレグナム