今週土曜日は、地方競馬の女性騎手が集結する『レディス&ヤングジョッキーズシリーズ佐賀』が行われます!
(昨年の名古屋ステージ)
先週行われた名古屋ステージでは、高知の別府真衣騎手が優勝しました!!
佐賀ステージの出場女性騎手は、
岩手・鈴木麻優騎手
名古屋・木之前葵騎手
高知・別府真衣騎手
高知・下村瑠衣騎手
地元佐賀所属の岩永千明騎手は、日曜日の落馬事故により欠場となりました。
ここに姿がないのは本当に残念ですが、一日も早い回復を願っています。
そして、参加するヤングジョッキーは、
石川慎将騎手
山下裕貴騎手
竹吉徹騎手
南谷圭哉騎手
小松丈二騎手
ヤングというか中堅な方も混じっていますが...(^_^;)
この9名でどんな戦いを見せてくれるか楽しみですね♪
まず第1戦は第8R。
*12日佐賀 第8R『なでしこチャレンジカップ第1戦』 1400m 15:55発走*
近走成績を見てみると、ヤングジョッキーズが騎乗する馬たちの方が優勢に感じます。
本命は小松騎手騎乗のチェルシーダンス。
前走は好位から2着に粘り込みました。
前々走こそ大敗したものの、このメンバーに入ったら信頼度は一番高いでしょう。
対抗は南谷騎手騎乗のレッドシャローム。
他の騎手が初騎乗の馬たちなのに対して、自身のお手馬を引き当てたことは大きいと思います。
好位に行けるスピードもあるし、自分から動いてレースの流れを引っ張れる馬。
ここでも好勝負できると考えます。
木之前騎手騎乗のコンゴウサクラにも注目。
レッドシャロームとはクビ差の勝負を演じているし、上位馬とは差のないところ。
先行馬得意の木之前騎手が、どんな騎乗を見せてくれるか楽しみです!
◎7、チェルシーダンス / 小松騎手
〇6、レッドシャローム / 南谷騎手
▲3、コンゴウサクラ / 木之前騎手
△8、スピリットチャイム / 竹吉騎手
*12日佐賀 第9R『なでしこチャレンジカップ第2戦』 1400m 16:30発走*
ここは別府騎手騎乗のハクユウデイジーを本命にします。
今年に入ってからは、4戦すべて2着という堅実ぶり。
あと一歩で勝てないでいるのは、やはりマクリ型なので展開の助けも必要なところでしょうか。
現役女性騎手ナンバー1の実績を誇る別府騎手ならば、あと一押しプラスして勝ち星に繋げてくれると思います。
対抗は山下騎手騎乗、こちらも安定感抜群のエンジェルヴォイス。
逃げて渋太く粘るタイプなので、絶好の内枠でしょう。
このメンバーなら好スタートを決めてすんなり先手を取れるのでは。
木之前騎手騎乗のタピスドフルールにも注目。
勝つ時と負ける時がハッキリしている馬で、楽に好位に行ければ強いのです。
スムーズに流れに乗れれば上位争いも可能ではないでしょうか。
◎8、ハクユウデイジー / 別府騎手
〇2、エンジェルヴォイス / 山下騎手
▲6、タピスドフルール / 木之前騎手
△4、コスモケリア / 下村騎手
当日は佐賀競馬に参戦して、騎手紹介式と表彰式の司会進行を担当します。
レディスとヤングの熱い戦い、ぜひ注目して下さい!
本日船橋競馬場にて、長距離重賞『ダイオライト記念』が行われます!
*9日船橋 第11R『ダイオライト記念』 2400m 16:15発走*
本命にしたのはクリソライトです。
昨年のこのレースでは、2番手からしっかり折り合って、3コーナーから早め先頭でそのまま押し切りました。
その時以来勝ち星はありませんが、高いレベルで勝負して崩れていないし、ここに入ったら格上の存在でしょう。
唯一の懸念材料は、内目の枠に入ったこと。
砂を被ったり揉まれたりすると脆いところがあるので、昨年のように好スタートを決めて、早めに外に切り返すことができれば。
対抗はストロングサウザー。
前走の佐賀記念では、地方場所初挑戦だったにも関わらず、とても上手に立ち回って勝利。
馬の後ろですんなりと折り合っていたし、勝負所は馬群をぬって上がって来る器用さも見せてくれました。
超先行有利の佐賀競馬で差し切れたことは大きな武器。
地方のダートは合っているし、今回も好勝負を期待しています。
同じく佐賀記念に出走して3着だったクリノスターオーは、まだ本来の力が出し切れていない印象です。
道中は好位に付けていたのに、勝負所でなかなかエンジンがかからず、最後の最後は一番いい脚で追い込んでの3着。
何かリズムが合わないというか、チグハグな競馬になってしまいました。
これまでの実績を考えれば、もっとやれる馬です。
どこかでキッカケを掴んで復活してくれることを願っています。
地方勢からはユーロビートに注目。
昨年のマーキュリーカップを勝って、これからはダートグレードでも勝負できる!と思っていたところ、その後の成績がかなりイマイチ...
それでも、前走の金盃では久しぶりにこの馬らしい競馬を見せてくれて、2番手から長くいい脚を使って粘りました。
ゆったり流れる長距離戦はもってこいだし、復調した今ならばJRA勢相手でも踏ん張ってくれるのでは。
◎3、クリソライト
〇4、ストロングサウザー
▲11、クリノスターオー
△10、ユーロビート
△8、マイネルバイカ
昨年からオッズパークが進めている地方競馬応援プロジェクト。
第1世代の4頭はすべてデビューを果たし、3頭が勝ち上がりました。
未だ初勝利を手にしていないハルカカナタ(兵庫)も、新馬戦2着、JRA認定競走2着2回と、あと一歩のところまで来ています。
そしていよいよ今年は、第2世代3頭がデビュー予定。
その中で、笠松・尾島徹厩舎に入厩予定のキアーロの2014について、最新情報をお聞きしました。
(2015.8.25撮影)
父:アドマイヤムーン
母:キアーロ 母父:ゴールドアリュール
♀ 鹿毛 生産牧場:松本信行 近親:レインボーダリア(2012年エリザベス女王杯)
赤見:一昨日(3月6日)に北海道へ行ってJBTでの様子を見て来たそうですが、いかがでしたか?
尾島:はい、去年のサマーセールの時に比べると2まわりは成長していました。ふっくらしていて、まだ余裕のある感じですが、体は立派になりましたね。実際に見て安心しました。
赤見:調整などはどんな状況なんでしょうか?
尾島:今は成長を促すよう軽めの調整をしていますが、牧場の方とも話してそろそろ15-15くらいは乗って行くということです。4月半ばにもう一度見に来る予定なので、その時の状態を見ていつ頃入厩するのかオーナーサイドと相談するつもりです。
赤見:性格的にはどうですか?
尾島:アドマイヤムーンの女の子なので、少しピリっとしたところは持っているようですね。でも調教では素直だし、前向きに走ってくれる性格です。母父がゴールドアリュールなのでダートはもちろんですが、芝でも使ってみたいという気持ちはありますね。デビューしたらJRA認定競走を勝って、京都か中京に連れて行くのが目標です。
(2015.7.21撮影)
赤見:去年調教師デビューした尾島先生ですが、しっかりと結果を出してますね。
尾島:本当に周りの皆さんのお蔭です。いい馬を預けていただいていますし、スタッフも一生懸命がんばってくれてすごく助かっています。
調教師になってみて、騎手の時とはまた違う視点で馬を見るようになりました。特に1頭の馬に対する時間はとても増えましたね。ご縁があってうちに来ることになった馬たちには、きっちりと力を出せるようにしてあげたいし、それが僕の責任です。こうやって、キアーロの2014のように新馬から預けてもらえるのはとても光栄ですし、クラブの馬ということで注目度も高くなると思います。いい緊張感の中でやらせてもらえるので、僕も馬と一緒に成長していけるようがんばります!
3月3日、川崎競馬場でJRA16年ぶりの女性騎手、藤田菜七子騎手がデビューしました。
一日の流れはこちら↓のレポートに書いたので、
川崎デビュー(1)
川崎デビュー(2)
このブログではデビュー日を終えた後に行った共同記者会見のコメントをレポートします。
「デビュー日に6鞍も乗せていただいて、とても勉強になりました。乗せてくれたオーナー、調教師、厩務員、関係者の皆さんに心から感謝しています。
最初のレースはとても緊張しました。パドックで整列した時が一番緊張したんですけど、馬に跨ったら自然と緊張しなくなりました。
他のジョッキーからも『緊張しないで』と優しく声を掛けていただいて、とても有難かったです。
初戦はゲートインを2度することになったんですけど、一度目はけっこう緊張してしまって。『いよいよだ!』と思っていたら後ろから出されてしまったんですけど、二度目はまったく緊張しないでゲートインすることができました。
レースは自分が思っていたような位置が取れなくて、少し後方からになってしまいました。
模擬レースとは違ってプロとして挑む初めてのレースで、やはりいろいろなことを考えながら乗っていました。
このデビュー戦のために浦和の工藤伸輔調教師が特注のメンコを作ってくれると聞いて、とても楽しみにしていました。
『菜七子』と名前入りでとても可愛らしいメンコを作ってくれて、本当に嬉しかったです。
レース後はいただけることになりました。
2戦目は4着だったんですけど、河津先生からの指示は『馬なりで、馬に任せて』ということでした。
馬の行くなりにスムーズに進めたんですけど、追い出す時に前が詰まったり、人間が焦ってしまって最後届きませんでした。
ただ、勝てなかったものの差して来られたので、少し自信になりました。
3戦目は2着で、直線は『これは勝てる!』と正直思いました。
ゴールに入った時はまだわからなかったんですけど、『勝っていればいいな』と思いながら戻って来て。
(2着争いをした的場文男騎手が、「あの子、7000勝できるよ」と言っていたが)
とても有難いお言葉をいただきました。
12レースは3着だったんですけど、前目に付けたいと考えていました。
2番手から進んで、3コーナーから外の馬が動いて来たので『来るの早いな』と思ってちょっと焦りました。
4コーナーで手応えが良かったので勝てたと思ったんですけど。
勝てなかったのは悔しいですが、たくさんのいい馬に乗せていただき本当に感謝しています。
(初めて手にした賞金の使い道は?)
馬具を買ったり、両親と一緒にご飯を食べに行きたいです。
今日は両親と弟が応援に来てくれて、すごく励みになりました。
小学校6年生の時から騎手を目指して以来、この日が待ち遠しかったです。
レースに乗ることができて感激しています。
今日は自分が思っていたようなレースができなかったので、点数を付けるとしたら30点くらいですね。
レースとレースの間も何をしていいのかわからずアタフタしてしまったし。
これから100点目指してがんばります。
土曜日からJRAでデビューする予定です。
積極的なレースをして、1つでも上の着順に持って来られるようがんばります。
こんなにたくさんの方々が川崎に来てくれて、応援してくれて本当に嬉しいです。
わたしなんかでいいのかな、という気持ちもありますが、わたしのモットーは1鞍1鞍を大事に、オーナー、調教師や関係者のみなさんに感謝の気持ちを忘れないことなので、その気持ちを大事に精いっぱいがんばります。
師匠の根本康広調教師と。
まだまだ先の話で、今日デビューしたわたしが言うのもなんですが...
いずれは日本にもたくさんの女性騎手がいて、女性厩務員さんがいて、という風に、女性が増えてくれたら嬉しいです。
明日は川崎競馬場で、牝馬のダートグレード『エンプレス杯』が行われます!
*2日川崎 第11R『エンプレス杯』 2100m 16:30発走*
ここは完全なる1強ムードと見ます。
本命はもちろんアムールブリエ。1頭だけ実績が段違いです。
前走の川崎記念は牡馬の一線級相手に3着に健闘しました。
牝馬同士で負けたのは1800mの距離で、勝負所で仕掛けてからエンジンが掛かるまでに時間が掛かったから。
距離が長ければ長いほどいい馬で、牡馬相手の名古屋グランプリではほぼ追うところなく圧勝して見せました。
ここは昨年勝っている舞台で、昨年よりメンバーは手薄。
圧倒的な力で勝利して欲しいです。
対抗以下がかなり迷うところですが...
ダートグレードでの経験ということで、TCK女王盃3着に食い込んだタマノブリュネットを推します。
前走は中団からジワジワ伸びて来て、直線ではパワースポットに伸び負けたものの、悪くない内容でした。
この馬の脚質から、距離が延びるのはもってこいでしょう。
もう少し楽に前にいけるともっと好勝負できそうですが、今回のメンバーならば十分通用するはずです。
3番手評価には、浦和のトーセンマリオン。
地方に移籍してから勝ち星を挙げていないものの、高いレベルで戦って来ました。
昨年の関東オークスでは、内を突いて3着に突っ込んで来てJRA勢に一矢報いる活躍を見せてくれました。
同じ舞台のロジータ記念でも5着と崩れていないので、途中ゆったり流れる展開が向きそうです。
JRA勢相手にどこまで頑張れるか注目しています。
牝馬のダートグレード戦線に初挑戦して来た時の物差しとして、準オープンで勝ち負けだったら即通用、というセオリーがあります。
そこに照らし合わせると、イントロダクションも見逃せない存在。
ただ、前走のレースぶりを見ていると、直線のみで勝負しているので小回りの川崎がカギ。
あの末脚をコーナーからでも使えるならば、いきなり上位争いに加わってくると思います。
◎5、アムールブリエ
〇9、タマノブリュネット
▲6、トーセンマリオン
△1、イントロダクション
△4、ヴィータアレグリア
☆7、ティンバレス