昨日行われた『東京大賞典』は、お天気にも恵まれて、たっくさんのファンで盛り上がりました!
レースは1番人気ホッコータルマエが貫録の差し切り勝ち☆
前走『JCD』の鬱憤を晴らしました!!
幸英明騎手
「本当に嬉しいです。今日は強いレースをすることが出来ました!
...それだけに、前走の負けが悔やまれます。自分が未熟だったので、馬に申し訳ないです。
この馬は本当に強いし、いつも頑張ってくれます。
まだ4歳。もっと力を付けてくれると思います」
西浦勝一調教師
「前回負けていたので、なんとしても負けられないと思っていました。
勝ててホッとしています。
『JCD』の後はもともとこのレースだと決めていましたし、上手く調整出来ました。
4コーナーで少しバランスを崩す場面もありましたが、スタートしてから安心して見てられました。
この馬に色んなことを想定して教えて来たことの成果だと思います。
来年は、『川崎記念』や『フェブラリーステークス』を視野に、ドバイにチャレンジする予定です」
レース後の幸騎手は、喜びを表すよりもむしろ前走の負けの悔しさがにじみ出ていました。
来年にはさらなる大舞台が待っていますから、またこのコンビで強い姿が見れることを楽しみにしています。
2着は2番手で粘ったワンダーアキュート。
武豊騎手
「いつも何か1頭いますよね...。
展開は思い通りだったし、いいペースで運べたんですけど、勝った馬が強かったです。
状態も良かったし、並ばれてから抵抗してくれたんですけど...とにかく、勝った馬が強かった。
また来年ですね」
これで、GI・JpnI での2着回数は7度目となりました。
どんなコースでも、どんな展開でも、どんな相手でも力を発揮してくれる安定感は抜群ですから、来年は2012年のJBC以来のビッグタイトル奪取に期待しています。
3着はスタートで後手を踏みながらも、好位に付けたニホンピロアワーズ。
酒井学騎手
「ゲートの中で待たされた分、ポコッと出てしまいました。
でもスーッと勢いで好位に付けられました。本当はワンダーアキュートとホッコータルマエを見る形で行きたかったんですけど、幸先輩が下げたんで、無理には抑えませんでした。
道中はペースが上がらなかったんですけど、幸先輩が案外早く動いて一気にペースアップしました。
3頭併せるような形になって、4コーナーでともを当てられてズコッてなったんですけど、その後もしっかりと走ってくれました。
前走よりも状態は良くなっていたし、今日は前2頭が強かったです」
ということで、人気決着となった今年の『東京大賞典』。
陽が沈んでからはかなり寒かったけど、たくさんのファンの方々が詰めかけて、本当に賑やかな一日でした!
馬券の売り上げも、レースレコード、一日レコードと記録を更新☆
また来年に繋がる、華々しい締めくくりとなりました。
今日は2013年最後のJpnI 『東京大賞典』です!!!
*29日大井 第10R 『東京大賞典』 2000m 16:30発走*
今年もかなりいいメンバーが集まりましたね。
その中で本命にしたのは、ホッコータルマエ。
前走の『JCD』では、早め先頭に押し出される形になってしまい、最後はソラを使ってしまいました。
止まったわけではないし、1,2着の差し脚が勝った印象。
やはり大きなコースでは、1頭になるとまだソラを使ってしまうようですが、小回りならばこの問題は解決済み。
『帝王賞』の時のような、強いレースを見せて欲しいです。
対抗には、ニホンピロアワーズ。
前走の『JCD』は久しぶりのレースでいきなりGI。
ちょっと割引かなと思っていたのですが、自分から動いて見せ場十分の競馬でした。
5着とはいえ、改めて強さを証明してくれましたね。
一度使った効果は絶大だし、さらにパワーアップした姿を期待しています。
ワンダーアキュートは、どんなコース、展開にも全く左右されない強さを持った馬。
前走『JCD』は前に行かず、久々の待機策をとりましたが、直線は素晴らしい末脚を発揮。
今回は内枠に入ったし、先行策をとるのでは...と考えていますが、どんなレースでも力を発揮出来るので、一番の安定株です。
ただし、なかなか勝ち切るまでの決め手がないので三番手評価に留めました。
昨年の覇者ローマンレジェンドは、今年はまだこの馬らしい走りが出ていません。
前走『JCD』はいいところがなかったし、ちょっと負けすぎの印象です。
昨年のこのレースは、直線でワンダーアキュートとハタノヴァンクールの追撃を退けての勝利。
勝負根性を見せつけてくれました。
本来のこの馬が戻ったら、このメンバーでも十分勝負になると思うのですが...
現状は様子を見たいと思います。
◎5、ホッコータルマエ
〇6、ニホンピロアワーズ
▲4、ワンダーアキュート
△7、ローマンレジェンド
本日は園田競馬場にて、『兵庫ゴールドトロフィー』が行われます!
*28日園田 第10R 『兵庫ゴールドトロフィー』 1400m 15:55発走*
なんといってもハンデ戦ということで、検討が難しいのですが...
本命は、地方初参戦となるエーシントップにしました。
『シンザン記念』を勝ったり、『NHKマイルカップ』では1番人気に支持されたりと、これまで芝で活躍を続けてしましたが、前走の『霜月ステークス』は初ダートとは思えないレースぶり。
好スタートから我慢して馬の後ろに入れ、砂を被っても怯むことなく追走。
直線は内から間を割って進出し、全く危なげない走りで勝利して見せました。
走法からのダート適性はもちろん、砂を被っても怯まなかった根性はさすが。
今回は初の小回りがキーポイントになりますが、溢れるスピードを持っているので、上手にこなしてくれるんじゃないでしょうか。
対抗は迷いに迷って、高知のコスモワッチミーに決定。
昨年は軽ハンデ51キロで、差のない4着に頑張りました。
今年も佐賀の『サマーチャンピオン』で、軽ハンデ52キロで3着に入ったように、52キロという斤量の恩恵があれば、馬券圏内は十分に狙える馬です。
特に今年は、昨年の覇者であるティアップワイルドと、初ダートでいきなり結果を出したドリームバレンチノが59キロという過酷な設定。
コスモワッチミーも一発狙えると思ってます!
3番手評価はドリームバレンチノ。
前走の金沢『JBCスプリント』は、初ダート、初小回り、湿った馬場という難しい条件の中、最内をぴったりとロスなく回って2着と魅せてくれましたね。
ダートにも、スピードにも、小回りにも上手に対応出来ることがわかったので、短距離のダートグレード戦線の主役の座も十分狙える器です。
ただ今回は59キロ...
特に後ろから行く馬にとっては、小回りの59キロというのは相当過酷な条件です。
ということで、今回は印を薄くしました。
昨年逃げ切りで素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたティアップワイルドも、59キロという斤量が気になります。
58,5キロまでは克服してくれていますが、58キロを超えてからは0,5キロも大きく影響して来ます。
昨年に比べると近走の走りも気になるし...
ただ、気持ち良く自分のペースで行けたら本当に怖い存在。
ノーマークは危険です。
◎7、エーシントップ
〇3、コスモワッチミー
▲10、ドリームバレンチノ
△4、ティアップワイルド
△1、エプソムアーロン
明日のクリスマスは、名古屋競馬場にて『名古屋グランプリ』が開催されます!
*25日名古屋 第10R 『名古屋グランプリ』 2500m 15:55発走*
本命はランフォルセ。
もともと高い能力があった馬ですが、一時期はなかなかリズムに乗れず、本来の力を出し切れずにいました。
でもここに来て、使うごとにレースぶりが良くなって、前よりも一段と逞しくなった印象です。
前走の『浦和記念』では、楽にいい位置に付けて、向正面からシビルウォーと並走して上がって行くと、最後は突き放す強いレースぶり。
3着以降を8馬身も千切っていて、2頭の強さだけが際立っていました。
今回も小回りの名古屋で、シビルウォーよりも前で競馬が出来る分、コーナーコーナーで有利に働くと思います。
強烈なスピード馬がいますが、前に行きたい馬が多く、展開も向きそう。
対抗はトウショウフリーク。
地方場所初挑戦になりますが、レースぶりを見ていると、小回りはむしろプラスに感じます。
一級戦と戦った『平安ステークス』でも直線半ばまで渋太く粘っていて、7着といっても悲観する内容ではありません。
夏の新潟も強かったし、メンバー的にも上位争い可能でしょう。
シビルウォーは、昔よりも前で競馬が出来るようになった分、レースぶりが安定しました。
能力があるのは証明済みで、『浦和記念』ではランフォルセと一騎打ちを演じたように、小回りでも長くいい脚を使ってくれます。
ただし、やはり8回コーナーを回る今回は、より前に行ける馬の方が信頼出来そうなので、3番手評価に留めました。
昨年のこのレースの覇者エーシンモアオバーは、昨年よりもパワーアップして粘りが増した印象です。
それでも本命にしなかったのは、なんといってもトウショウフリークの存在が大きいです。
自分のペースでリズムよく行ければ渋太く頑張れる馬ですが、絡まれた時の脆さも持っている馬。
今回は大外に入ったサイモンロードもいるし、この馬にとっては苦しい展開になりそうです。
◎11、ランフォルセ
〇3、トウショウフリーク
▲9、シビルウォー
△7、エーシンモアオバー
昨日川崎競馬場で行われた、2歳ダート王決定戦『全日本2歳優駿』は、北海道のハッピースプリントが直線力強く抜け出して勝利☆
例年にも増して好メンバーが揃った中で、一頭次元の違う走りを見せてくれました!
宮崎光行騎手
「本当に嬉しいです。
今日は小回りなので、ある程度いい位置にって思ってました。3番手に付けられたし、あとはもう馬の力を信じてました。
先行するのが理想でしたけど、思った以上に楽に前に付けられましたね。
直線はもう勝つだろうなと思いながら、あとは無事にゴールに入ってくれればという感じでした。
川崎には早めに入ったんですけど、北海道に居た時以上に状態は良さそうだったし、追い切りに乗った時にも初の左回りを苦にしている様子はありませんでした。
この馬は本当に乗りやすくて、操縦しやすいんですよ。
30年乗ってますけど、2歳のこの時期でこんなに乗りやすい馬は初めてです。
今は調教は7分くらいの力でやってるんですけど、もっと強くしていけば、もっともっとパワーアップしてものすごい馬になると思います。
ダートだと本当に強いレースをしてくれるし、まだもっと強い相手と戦っても大丈夫そうですね」
田中淳司調教師
「本当に最高です!こんな気分は味わったことがないですね。
北海道の2歳は強い強いと言われながら、GI 勝ってなかったんで、心から獲りたいタイトルでした。
宮崎くんとは『小回りだし早めの競馬をして、あとは馬の力を信じよう』って話してたんですけど。
3番手に行った時には、ちょっと前行き過ぎかなって思いましたが、3コーナーで他の馬たちは手が動いてたのに、一頭だけ持ったままでしたからね。
この馬は本当に大人で、物事に動じないんですよ。
デビュー前からそういう感じで、ちょっとこっちが心配になるくらい大人しくて。
馬房ではすぐ寝るし、そういう切り替えが早いんでしょうね。
調教ではすごく動いて、道営記念を勝ったレオニダスさえもちぎっちゃうんですよ。
こんな2歳は、出会ったことないです。
この後もどれぐらい伸びるかわからないですね。
今日はこれ以上ないほど感激してます。
馬と、オーナーと、一生懸命頑張ってくれてるスタッフに感謝しています。
この後はもちろん馬の様子を見てですが、レース前からここで強い勝ち方をしたらドバイに行きたいですとオーナーに伝えていたので、改めてオーナーと相談したいと思います。
地方からドバイへ挑戦するのはなかなか出来ないことですが、こういうチャンスをもらったんでね。
昨年完成した坂路の効果も絶大です。
施設さえ整えば、JRAの馬たちにも立ち向かっていけるってことを証明出来たんじゃないでしょうか」
2着は逃げて粘ったスザクでした。
武豊騎手
「前走はパニックになっていたけど、今日はまだマシでした。
先手が取れたことも大きかったですね。でも今日は...勝った馬が強すぎました」
2着から6馬身離れた3着争いは大接戦で、船橋のサーモピレーが踏ん張りました!!
これで馬券圏内の3頭中、2頭が地方勢という結果に☆
4着は中団から追い込んで来たマキャヴィティ。
戸崎圭太騎手
「ゲートも上手に出てくれて、前走よりもいい位置に付けられたんです。
でもまだ幼いっていうか、子供の面があって。本当はもっと能力のある馬です。まだ力が出し切れてないですね」
2番人気メイショウイチオシは、初めての小回りに泣いた印象。
武幸四郎騎手
「この馬には忙しいです...。レース中ずっと慌てて走っていた感じでした。
身体の大きい馬だし、小回りは合わないですね」
悲喜こもごものレース後コメントでしたが、ダート界も強力な2歳馬たちの出現で、来年の戦いも盛り上がりそうですね!
まずは、ハッピースプリントのドバイ遠征の吉報を楽しみにしたいです♪