
リトルサムシングは、前走イヌワシ賞は大敗だったが、古馬初対戦の重賞で、しかも激しい先行争いに巻き込まれてのもの。それを度外視すれば、転入後、3歳馬同士では4戦3勝、2着1回。転入初戦で制した3歳A2の1400メートル戦の勝ちタイム1分27秒2はメンバー中最速だが不良馬場だけに評価は微妙だが、2着に負けた兼六園スプリントの良馬場1500メートルでマークした1分33秒8は圧倒的に速い。それもそのはず、2馬身先着された名古屋のケイズレーヴは、16日のゴールド争覇で初対戦の古馬を圧倒した。リトルサムシングは、百万石かがやきナイターが7馬身差、サラブレッド大賞典が6馬身差の圧勝で、金沢の3歳馬同士では断然だ。
相手筆頭はショウガマッタナシ。ときに大敗もあるが、1400メートルに限れば9戦7勝、2着3着各1回と崩れることがない。前走トライアルの石川門カップでも1番人気のゴールドパースに2馬身半差をつけての完勝。2000メートルの石川優駿でも僅差2着に好走しているが、適距離は1400メートルといえそうだ。
前述ゴールドパースは2歳11月以降勝ち星から遠ざかっているものの、その後は掲示板を一度も外していない。しかもここ4戦は距離を問わず2着3着に好走。加賀友禅賞ではショウガマッタナシにクビ差2着だけに、展開ひとつで逆転もありそう。
タルバンは4走前に1400メートルの古馬B2戦を勝ち、前走1500メートルの古馬B1戦でも3着。3歳馬同士のこの距離なら上位食い込みの可能性も十分。
モカチャンはここ2戦、3歳の条件戦ではあるものの、5馬身差、6馬身差という圧勝での連勝。ここに来て力をつけた可能性はある。
◎5リトルサムシング
◯7ショウガマッタナシ
▲1ゴールドパース
△2タルバン
△4モカチャン
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