
11歳でこのレース連覇を狙うのがアナザートゥルース。昨年は、その後地元で連対を外さず、道営記念ではベルピットと直線一騎打ちとなり、一旦は前に出る場面があったものの差し返されて半馬身差2着。4歳の北海道現役最強馬を相手に、負けて強しという内容。続く名古屋大賞典JpnIIIでも勝ち馬と0秒3差の5着は大健闘といえる。4カ月ぶりの11歳初戦でどこまで仕上がっているかだが、昨年末の能力を発揮できれば勝機は十分。
対するは大井から遠征のヴェルテックス。中央所属だった2021年に旧名古屋競馬場2500メートルの名古屋グランプリJpnIIを勝利し、その後は勝ち星から遠ざかっているとはいえ、大井に移籍して2000メートル以上のオープン特別で好走。前走金盃も4着。能力を発揮できる舞台だ。
迎え撃つ地元勢では、昨年の東海三冠馬フークピグマリオン。園田の楠賞は5着だったが、これは展開が激しくなったうえに距離も短かった。遠征勢相手に地元の維持を見せるかどうか。
プラセボは昨年門別の王冠賞を制し、船橋に移籍して前走川崎2100メートルの準重賞を勝利。報知オールスターカップはやや差のある4着だったが、2着が昨年川崎記念JpnIを制したライトウォーリアだけに相手が強かった。
エルナーニは前走がフークピグマリオンに1馬身差2着。とはいえそのときは3キロの斤量差があり、今回遠征勢相手に重賞初挑戦でどこまでやれるか。
◎11アナザートゥルース
○6ヴェルテックス
▲12フークピグマリオン
△4プラセボ
△5エルナーニ
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