
4歳シーズンの三冠では、圧倒的に強かったタカラキングダムを相手に勝ちきれなかったマルホンリョウユウだが、今回はそのタカラキングダムより30kg軽い780kgであれば、ばんえい菊花賞以来となる重賞での勝機が巡ってきたといってよさそう。タカラキングダム以外では4歳ライジンサンと同重量、そのほかは20kg以上のハンデ差があるとはいえ、オープン好走実績という能力なら克服できると見る。
天馬賞でマルホンリョウユウに次ぐ3着だったジェイホースは、9月以降B1から3着以内を外さない成績でクラスを上げてきた。A1格付で今回はマルホンリョウユウより20kg軽い760kgなら一気に重賞初制覇も期待できそう。
ジェイヒーローは、2歳、3歳、4歳シーズンの三冠では、ばんえいダービーで出走取消となった以外はすべて出走してきて、ヤングチャンピオンシップ、ばんえい大賞典、ばんえい菊花賞での3着が最高の成績。天馬賞でジェイホースに次ぐ4着と好走しており、能力的にそれほど差はない。
同じ760kgでは近走やや不審のクリスタルゴーストだが、柏林賞、銀河賞でともにタカラキングダムの2着という実績は侮れない。
今回4歳馬は厳しそうだが、740kgという軽量を生かせばホクセイハリアーが連下の可能性。
タカラキングダムの810kgはいかにも厳しそうで、可能性としては3着まで。
◎8マルホンリョウユウ
◯3ジェイホース
▲9ジェイヒーロー
△2クリスタルゴースト
△6ホクセイハリアー
△4タカラキングダム
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イモータルスモークは他地区への遠征を続け、大山龍太郎騎手が初めて鞍上となった園田チャレンジカップを勝利。インの好位でじっと我慢して直線外に持ち出すと、逃げ粘っていたアドワンを差し切った。全国の強豪が集まる笠松グランプリでは、直線逃げ馬を負かしに行ったところをうしろから来たストリームに差し切られてのクビ差2着。佐賀のゴールドスプリントは7着だったが、内に閉じ込められ直線でも砂の重い内を通らされてしまった。地元高知は川崎から転入した昨年春にC3クラスで2戦2勝したのみ。それ以来9カ月ぶりの地元戦となるが、全国に転戦してもほとんど崩れない安定したレースぶりなら中心として狙ってみたい。
ヘルシャフトは昨年、黒船賞JpnIIIで2着の好走が印象的で、高知1300/1400メートルの重賞で4勝を挙げた。笠松グランプリではイモータルスモークをマークするような位置を追走していたが、直線案外伸びず5着と、久々に馬券圏内を外してしまった。それ以来2カ月半ぶりの実戦で仕上がりが気になるところ。
サザンステートは昨年12月に中央2勝クラスを勝って、3勝クラスでそれほど悪くはないレースぶりながら転入。初戦は2着に敗れたが、勝ったデルマベルセブブは高知転入後、15戦13勝、2着2回と底を見せていない。その馬に唯一直線でも食い下がり、同じような脚色で伸びていた。当地2戦目での上積み期待なら勝負になる。
マイネルシトラスは重賞初挑戦だった大高坂賞を勝ち、だるま夕日賞では、ユメノホノオ、プリフロオールインという高知最強クラスとゴール前大接戦の3着。
大高坂賞で3着だったコパノリッチマンだが、続く前走黒潮スプリンターズカップでは、兵庫のアラジンバローズを差し切っての勝利。
トゥルーバローズは大高坂賞2着、黒潮スプリンターズカップで3着。
印がまわらなかった馬まで含めて、近走の重賞勝ち馬、好走馬が多数というメンバーで、△の馬たちは押し出されてという感じで能力的にほとんど差がない混戦。
◎3イモータルスモーク
◯7ヘルシャフト
▲2サザンステート
△9マイネルシトラス
△5コパノリッチマン
△6トゥルーバローズ
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