
一昨年から昨年にかけて、休みを挟みながら3連勝という快進撃でこのレースを制したのがサンライズホーク。その昨年、名古屋コースは内を大きく空けて走るような馬場状態で、しかしながらデムーロ騎手は最初の直線から1コーナーにかけて、その誰も通らない内を通って一気に先頭に立つと、そのまま後続を寄せ付けず逃げ切った。一時期不振に陥ったが、前走兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIではトップハンデ59キロを背負ってハナ差2着。実績のあるコースで別定57キロなら1年ぶり復活の勝利を期待したい。
ペイシャエスは、フェブラリーステークスGI出走予定ながら出走順位17番目のまま繰り上がれず、翌日のこちらに回ってきた。それゆえ1月から毎週のように時計を出して仕上がりも万全だ。名古屋コースは2022年に名古屋グランプリJpnIIを制しており、昨年のエルムステークスGIIIでは、チャンピオンズCで2年連続3着のドゥラエレーデを差し切った。成績にややムラはあるが能力は高い。
大井のサントノーレもフェブラリーステークスGI希望だったが除外となった。JpnIIの京浜盃を勝っていることでの別定58キロは楽ではないが、その京浜盃では、のちにJBCレディスクラシックJpnIの覇者となるアンモシエラに7馬身差をつけて圧勝しているだけに、中央勢相手でも能力的に見劣ることはない。
人気になりそうなロードフォンスだが、デビュー戦で芝を使われたあとは、一貫して東京か中京のダート1400メートルのみを使われてきた。ゆえに右回りは今回が初めて。のみならず、地方コースもコーナー4つも初めて。重い印をつけるには不安がある。
地方の小回り1400メートルで実績があるエートラックスは58キロを克服できればチャンスはある。
JpnIのかしわ記念を勝った実績のシャマルは59キロを背負うことに加え、今回は雨の助けも期待できそうもない。
◎8サンライズホーク
○7ペイシャエス
▲4サントノーレ
△1ロードフォンス
△2エートラックス
△5シャマル
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