3歳短距離路線のネクストスター西日本(3月28日・園田)へ向けての一戦。8頭数という少頭数だが、高知から遠征の2頭が怖い存在だ。遠征で常に好成績を残している高知勢だが、1月21日の佐賀・花吹雪賞では、勝ったグラインドアウトはともかく、8馬身離されたとはいえ2着のピクシースカイは1勝馬で重賞初挑戦でも地元の重賞上位実績馬を相手にしなかった。
高知デビューでここまで5勝を挙げているワンウォリアーは、前走土佐水木特別で高知のこの世代で断然のプリフロオールインに1馬身差で2着に食い下がったのはおおいに評価できる。
同じく高知のリケアサブルは、ネクストスター高知、金の鞍賞で、ともにプリフロオールインの2着。重賞の結果では高知のこの世代のナンバー2といえる存在だ。あとは3歳初戦、2カ月ぶりの実戦でどうか。
地元兵庫勢では、ここまで重賞を勝っているマミエミモモタローやマルカイグアスが不在というメンバーならクラウドノイズが筆頭だろうか。前走園田ジュニアカップは5着だったが、ネクストスター園田では、勝ったマミエミモモタローに0秒2差。1400メートルへの距離短縮は歓迎だろう。
北海道から転入のインテンシーヴォ、プレストマーヴェルらも上位を狙える存在。
◎3ワンウォリアー
◯7リケアサブル
▲1クラウドノイズ
△5インテンシーヴォ
△8プレストマーヴェル
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過去10年で兵庫勢が4勝と優勢で、今年も4頭が遠征してきた。
バーニングペスカは昨年同舞台のサマーカップは4着だったが、その後地元園田で1400メートル戦を連勝。名古屋に遠征したゴールド争覇が2着で、兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIは着順こそ6着だが勝ち馬とは0秒8差なら評価できる。前走兵庫ウインターカップは5着だが、南関東や佐賀から重賞実績馬の参戦があったことを考えれば評価を下げることにはならない。ここにきての充実ぶりなら9歳でも重賞初制覇のチャンスだ。
このレース連覇を狙うのがサンロアノーク。兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIは、6着バーニングペスカに1馬身ほどの差で8着だったが、前走を勝って臨む一戦だけに調子落ちはなさそう。
あっさり圧勝というシーンがあっても驚けないのが地元笠松のマラードザレコード。中央3勝クラスから転入初戦となった前走が、4コーナーまで3頭の争いから直線抜け出して完勝。勝ちタイム1分25秒5(良)は、過去10年の白銀争覇の勝ちタイムより速い。
ウインドケーヴは一昨年3歳8月から連続連対を続け、今回は古馬重賞初挑戦で力試しの一戦。
正月の名古屋記念で久々の重賞制覇となったブンブンマルだが、今回は1ランク上のメンバーが揃った。
テーオーターナーは、重賞初挑戦となった名古屋・ゴールド争覇は差のある4着だったが、2着バーニングペスカと2馬身ほどの差。連下争いなら。
◎11バーニングペスカ
◯6サンロアノーク
▲1マラードザレコード
△8ウインドケーヴ
△4ブンブンマル
△2テーオーターナー
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1月25日に行われたトライアルの2戦、ミヤマキリシマ特別は中央勢が上位4着まで独占し、ノカイドウ特別では北海道デビューで地元佐賀のエイシンコンキスタが1番人気に支持されたものの、これに5馬身差をつけて圧勝したのがカシノディーバ。ただ勝ちタイムとしてはミヤマキリシマ特別を勝ったコウユーカメサンヨのほうが速かった。
そのトライアル2戦の勝ちタイム1分30秒台は、例年のたんぽぽ賞の勝ちタイムとも遜色ないが、ここは佐賀初参戦のユメカナウケンに期待する。中央の芝では5戦して、ひまわり賞3着を含め小倉の九州産馬限定戦で好走。阪神のさざんか賞や、小倉の萌黄賞など、九州産限定ではない一般の1勝クラスの特別戦でも勝ち馬から1秒以内の差で好走しており、今回の中央馬の中では能力最上位といえる。ダートは阪神の1勝クラスで一度だけ出走し、勝ち馬から3秒3も離されての6着ではあったが、勝ったのがその後ブルーバードカップJpnIIIでクビ差2着のエコロガイアでは仕方ない。ダートでもこのメンバーならやれると見る。
相手筆頭は、ミヤマキリシマ特別を勝ったコウユーカメサンヨ。中央のダートでは1秒以上の差で敗戦が続いたが、ミヤマキリシマ特別では4コーナー5頭ほどが一団の中から直線で抜け出したレースぶりからは、佐賀のダートに適性がありそう。
ミヤマキリシマ特別でコウユーカメサンヨに3/4馬身差2着に食い下がったアベベは、その後小倉ダートの未勝利戦で3着に好走。デビューから3戦した芝はいずれも大敗だったが、ダートではまずまずの走りを見せている。
ノカイドウ特別を圧勝したカシノディーバは、中央でのレースぶりを見ると、上記の馬たちとの比較では分が悪そう。
小倉のひまわり賞で2着だったアイタカは初ダートがどうか。
地元勢ではノカイドウ特別2着だったエイシンコンキスタに期待だが、あらためて中央勢相手にどこまで。
◎4ユメカナウケン
◯8コウユーカメサンヨ
▲9アベベ
△6カシノディーバ
△3アイタカ
△10エイシンコンキスタ
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昨年が7頭立てだったが、今年はさらに少ない6頭立て。とはいえ昨年同様、ばんえい記念で有力となる3強が揃った。
昨年は860kgのトップハンデで最下位だったアオノブラックだが、今年は830kg。しかもトップハンデ860kgのメムロボブサップとは30kg差。秋は岩見沢記念、北見記念と連勝して好調。帯広記念は920kgで6着だったが、今回のこの重量設定なら負けられないところ。
近走いまいちのインビクタも、アオノブラックより10kg軽い820kgなら走り頃。昨年2着のときも820kgだった。ただ昨年は雪の軽い馬場で絶好の条件だった。今回は土日とも晴れ予報で、馬場状態次第といえそう。
昨年ゴール前でインビクタを差し切ったメジロゴーリキは、昨年の820kgに対して今年は840kg。アオノブラックより10kg重いというのは楽ではないが、障害のタイミング次第ではチャンスはある。
860kgトップハンデのメムロボブサップは、目標はばんえい記念であり、さすがにこの条件で無理には勝負にこないだろう。
好調5歳馬ヘッチャラだが、オープン1組に入るとやや苦戦という状況で、はじめて800kgを超える重量ということでは、ハンデ差はあっても勝ち負けまでは厳しそう。
◎5アオノブラック
◯2インビクタ
▲3メジロゴーリキ
△6メムロボブサップ
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ゴールドウィング賞と新春ペガサスカップでタイトルを分け合ったミトノユニヴァースとフークピグマリオン。どちらも連戦連勝というわけではないものの、まだ底を見せていともいえる成績ではある。
ともに名古屋1700メートルで今回と同じ舞台。ゴールドウィング賞では早めから直線でも先頭だったミトノユニヴァースに対し、フークピグマリオンは3コーナーから進出し、直線では外から追って追ってゴール前で差し切った。フークピグマリオンの長く使える末脚が光った一戦だった。年が明けて新春ペガサスカップは3コーナーで動いたミトノユニヴァースに対して、ゴールドウィング賞と同じようにフークピグマリオンが直線で追いかけたが、今度は1馬身半届かず。ペースや展開次第といえそうだが、自分から動いていけるミトノユニヴァースを上にとった。
新春ペガサスカップで3着だったスティールアクターも差はない。前記2頭に対して先に動いたぶん目標にされたが、マイペースで進められれば粘り込む場面もありそう。
ちょっと不気味なのが中央から笠松へ移籍初戦のキャッシュブリッツ。中央ではデビュー5戦目の未勝利戦を勝ったが、それ以外は勝ち馬と2秒以上の差で負けている。いまひとつ能力を測りかねるのと、初めての名古屋コースをこなせるかどうか。
園田ジュニアカップを制した兵庫のマルカイグアス、中央から名古屋移籍後4戦4連対のベアサクシードらも上位食い込みが狙えそう。
◎8ミトノユニヴァース
◯11フークピグマリオン
▲9スティールアクター
△5キャッシュブリッツ
△4マルカイグアス
△1ベアサクシード
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