昨年このレースを勝って、その後も連戦連勝で高知三冠を制したプリフロオールインの活躍は印象的だったが、今年のドライブアウェイにもそれ以上のパフォーマンスが期待できそう。デビューから4連勝で、ダッシュがつかなかった2戦目こそ2着馬とハナ差の決着だったが、その後距離が伸びての堆金菊特別、ネクストスター高知は逃げ切り。ただ戦術として逃げているわけではなく、スピードが違い過ぎて逃げとなっているだけ。ネクストスター高知の1400メートルの勝ちタイム1分28秒4は、前年のプリフロオールインの勝ちタイムより3秒4も速く、また金の鞍賞のレースレコードだった一昨年のユメノホノオの1分30秒4より2秒も速い。さらに同じ1400メートルの古馬重賞・建依別賞の過去5年の勝ちタイム1分28〜30秒台にも匹敵するもの。ここは単なる通過点で3歳になってどんなパフォーマンスを見せるのか期待は大きい。
相手筆頭は中央未勝利から転入して1300メートル戦で3連勝のリケアマキアート。その3戦では、馬場状態もあってもっとも速い勝ちタイムが初戦の1分25秒2。2歳戦としては優秀な勝ちタイムだったが、それでもドライブアウェイの堆金菊特別の勝ちタイムには1秒4及ばない。例年であれば世代トップレベルの能力といえそう。
ゾクゾクは新馬戦を勝ったのみで、ネクストスター高知はしんがり惨敗だったが、2着だった潮菊特別や、前走3着だった2歳-2組戦の走破タイムやパフォーマンスは評価できるもの。ネクストスター高知はドライブアウェイの速いペースを3番手で追いかけて失速してしまったが、自分のペースで進めれば上位争いを期待できる。
中央未勝利から転入して4戦3勝のコパノキュラソーは、世代トップクラスとの対戦でどこまでやれるか。
ヤマノアシオトは、前走3着のゾクゾクに4馬身離されての4着だったが、ネクストスター高知での3着ほか、準重賞3戦も含めて大崩れがない。
ピクチャーカードの前走の勝ちタイム1分24秒8は、ドライブアウェイ以外との比較では1300メートルの持ちタイムで最速。
◎10ドライブアウェイ
◯6リケアマキアート
▲5ゾクゾク
△8コパノキュラソー
△12ヤマノアシオト
△7ピクチャーカード
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