エートラックスの前走東京盃JpnIIは、直線追うのをやめてしまって惨敗だったが、兵庫チャンピオンシップJpnII、北海道スプリントカップJpnIIIでは、のちにJBCスプリントJpnIでハナ差2着に好走するチカッパと1、2着を分け合った。兵庫チャンピオンシップJpnIIは今回と同じ57kgで1分28秒4という勝ちタイム。園田が白い砂になって以降のこのレースの勝ちタイムとも遜色なく、能力発揮なら勝ち負けが期待できる。
アラジンバローズは、サマーチャンピオンJpnIIIを勝ったときはハンデ54kgに恵まれたようなところもあったが、定量57kgのJBCスプリントJpnIでも、勝ったタガノビューティーから0秒3差の3着に健闘。今回、JRAの古馬が58.5kg以上を背負うところでの57kgならチャンスはありそう。このレース、過去23回JRA勢の全勝だが、地方馬初勝利の期待もかかる。
ギガースは、楠賞ではゴール前3頭接戦で3着に敗れたが、4コーナー先頭で直線を向いて、早めに抜け出してしまうと他の馬を待ってしまうという癖が出てしまったかもしれない。春の兵庫チャンピオンシップJpnIIはエートラックスの5着だったが、今回エートラックスがそのときと同じ57kgに対して、ギガースは53kgと4kgも軽くなった。能力発揮なら逆転まであるかもしれない。
サンライズホークは昨年このレースを含めダートグレード3連勝と快進撃を見せたが、その後はやや落ち込んだ。ここ2戦で復調という走りを見せただけに、あとは昨年より2kg重いハンデ59kgの影響がどうか。
ラプタスは地方の小回り1400メートルのダートグレードで5勝。この兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIでも、一昨年59kgを背負って勝利。今回トップハンデ60kgだが、今年のサマーチャンピオンJpnIIIでも60kgでアラジンバローズに3/4馬身まで迫って2着。このレースはこれまで3回出走していずれも3着以内と相性のいいコースだけに侮れない。
マックスは東京盃JpnIIでチカッパに半馬身差2着。JBCスプリントJpnIも0秒9差6着なら好走といえる内容。中央の強敵相手でも崩れることがなく、上位食い込みはありそう。
昨年ゴール前接戦の3着だったスペシャルエックスは、4歳になって昨年より1kg増のハンデ54kg。内枠で包まれると厳しいので、すんなりハナをとれるかどうかが鍵になりそう。
◎9エートラックス
◯4アラジンバローズ
▲2ギガース
△1サンライズホーク
△5ラプタス
△11マックス
△3スペシャルエックス
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