NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
昨年のこのレースでは1番人気で6着と見せ場をつくれなかったエムティアンジェだが、その後、3着以内を外したのは遠征勢が圧倒的に強かった読売レディス杯(6着)だけ。10月の金沢スプリントカップでは、読売レディス杯から金沢の重賞連勝となった北海道のクーファアチャラの2着と、遠征勢相手でも好走して見せた。冬休み明け初戦となった前走は一団馬群の中団から抜群の手応えで直線抜け出して完勝。女王ハクサンアマゾネス不在のメンバーなら負けられない一戦だ。
相手には名古屋から遠征のレイジーウォリアー。笠松グランプリ、白銀争覇こそ強力な遠征勢相手に惨敗だったが、8月には笠松に新設された撫子争覇を制しているように、東海地区の牝馬同士なら能力上位。昨年終盤以降名古屋で2勝を挙げている1500メートル戦は発揮できる舞台だ。
昨年の東海ダービー馬セブンカラーズは、復帰初戦となった牝馬同士の特別戦を制したが、その後の2戦はたしかに先着された相手が強力だったとはいえ、最後の粘りが以前ほどではないように感じられた。南関東から大挙遠征があった若草賞土古記念に比べると今回は相手が楽になっており、あらためて復活を期する一戦だ。
昨年の覇者ベニスビーチは、続く準重賞の金沢クイーン賞を制したものの、その後は勝ち星から遠ざかっていて昨年ほどの勢いがない。馬券圏内に食い込めるかどうか。
条件クラスから連勝中のウインコマチ、休み明け初戦を制した笠松のエイシンヌウシペツらは、相手強化でどこまでやれるか。
◎3エムティアンジェ
◯4レイジーウォリアー
▲10セブンカラーズ
△7ベニスビーチ
△9ウインコマチ
△6エイシンヌウシペツ
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