リーチは北海道に在籍していた昨年来、3着を外したのは道営スプリントの5着だけ。佐賀移籍後は2連勝で、前走ゴールドスプリントは直線先頭に立ったロンドンテソーロを差し切っての完勝だった。目下の好調ぶりからここでも期待は大きい。
明けて11歳初戦となるのが川崎から遠征のベストマッチョ。昨年のこのレースこそ6着だったが、その後は各地への遠征も含め5戦すべて3着以内と衰えはなさそう。昨年10月の兵庫ゴールドカップでは、ほとんど勝ったかに思えたが、高知のダノンジャスティスの強襲に屈した。地方馬同士ならまだまだやれる。なお吉原寛人騎手はここを勝つと、現存する地方競馬(ばんえいを除く)全場での重賞制覇という偉業となる。姫路開催は日数が限られるだけに、ぜひともここで勝っておきたいところだろう。
地元兵庫勢の期待はタイガーインディ。昨年は摂津盃2着、姫山菊花賞3着と、ともに勝ち馬とそれほど差のない好走。1400メートルにも実績があり重賞初制覇の期待だ。
兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIで着順こそ6着だが勝ち馬とコンマ6秒差だったバーニングペスカ、中央3勝クラスからの転入初戦を制したオーバーディリバーなども差はない。
テイエムサウスダンは、佐賀移籍初戦での遠征。ここ1年以上結果が出ていないが、1400メートルのダートグレードで5勝という実績は侮れない。
◎2リーチ
◯11ベストマッチョ
▲10タイガーインディ
△12バーニングペスカ
△8オーバーディリバー
△5テイエムサウスダン
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クリスタライズは、昨年門別の開幕日に行われたスーパーフレッシュチャレンジを制した期待馬。秋には早々と笠松に移籍し、ネクストスター笠松は11着だったが、その後2歳1組特別を連勝。2歳から古馬に格付けされ3着に好走。ライデンリーダー記念はハイペースの逃げで直線一杯になって5着だったが、年明け初戦、古馬相手のB4組戦勝利は評価できる。今回、初めての1600メートルは課題だが、確実に力をつけており重賞初制覇のチャンス。
ミトノウォリアーは、兵庫ジュニアグランプリJpnIIこそ5着だったが、地方馬同士ではこれまで6戦してオール連対。前走準重賞の弥富記念は、後続を引き付けての逃げから直線後続を突き放し4馬身差圧勝。名古屋1500メートルを中心に使われてきただけに距離の心配もない。
ナモロカは、デビューした北海道では5着が最高という成績だったが、笠松移籍後は6戦3勝、2着3着各1回。大敗したライデンリーダー記念はスタート後の直線で位置取りを悪くしてしまいレースにならなかったが、それを挟んで、2歳1組特別と、明けて3歳1組特別を勝利。確実に力をつけた。前走で1600メートルの舞台を経験していることもアドバンテージ。
兵庫のゴールデンロンドンはここまで1勝だが、年末の園田ジュニアカップが4着。上位接戦というゴールで、勝ち馬からコンマ4秒差なら、ここでも勝負になりそう。
ネクストスター笠松3着のアコーは展開次第の面があり、今回は1番枠からマイペースで逃げられれば上位に粘り込む場面もありそう。
◎9クリスタライズ
◯7ミトノウォリアー
▲4ナモロカ
△2ゴールデンロンドン
△1アコー
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