リュウノシンゲンが人気になりそうだが、ここは転入初戦を迎えるロンドンテソーロを狙ってみたい。中央ではダート1200メートル以下で4勝をマークし、大井移籍後にもA2以下特別の1200メートル戦で1勝を挙げたのみだが、中央でも大井でも1400メートルでも好走はあった。佐賀では4月に初戦となるはずが除外となり、7月の遠賀川特別は悪天候で取り止めとなってしまった。そういうわけで今回が佐賀の初戦。あとは佐賀のダートをこなせればリュウノシンゲン相手でも勝負になるとみる。
このレース連覇を狙うのがリュウノシンゲン。佐賀で地元馬同士ではほぼ無敵。昨年の九州大賞典3着は距離が長すぎた。ただ佐賀移籍前の南関東では3戦して2着があったものの、あとの2戦は惨敗。南関東上級クラスの実績馬との対戦でどうか。
そのリュウノシンゲンに、先月の大分川賞で地元馬として初めて先着したのがエスケイファースト。早め先頭からリュウノシンゲンを振り切った。今年春はリュウノシンゲン相手に惨敗していたが、ここにきて調子を上げてきているだけに再度という可能性も考えられる。
ミスカゴシマは今年1月に2000メートルの雷山特別を勝って以降さっぱりだが、1400メートルは本来得意とする舞台。復活を期待したいところ。
ダイモーンは昨年の佐賀王冠賞8着以来の重賞挑戦だが、近走は1400メートルのA1戦でも上位争いをしているだけに、馬券圏内なら可能性はありそう。
◎4ロンドンテソーロ
○5リュウノシンゲン
▲8エスケイファースト
△7ミスカゴシマ
△3ダイモーン
吉野ヶ里記念の出走表はこちら
南関東から大挙5頭が遠征してきたが、その中には優駿スプリントの路線での上位馬もいて、地元馬には苦戦となりそう。
スタードラマーは北海道から大井移籍後も1200メートルを使われ、船橋の若潮スプリントこそ5着だったが、優駿スプリントトライアルでは4コーナー7番手から馬場の真ん中を伸びて2着に入った。優駿スプリントはスタートで出遅れ後方からとなってしまい、4コーナーでも16頭立て14番手。それでも直線なんとか伸びて7着までもってきた。ここは巻き返しのかかる一戦。ただスタートはカギになりそう。
ボルドートロギルは、優駿スプリントトライアルでは2着スタードラマーに1馬身差3着だったが、優駿スプリントではスタードラマーに先着しての5着。能力的に差はなさそう。
ただこの2頭の比較では、スタードラマーが船橋1200メートルでも勝利があるのに対して、ボルドートロギルは門別と大井だけの経験で、今回左回りの盛岡コースということでは、スタードラマーに分がありそう。
ピノホホッアは、ハイセイコー記念3着、ニューイヤーカップ2着で、南関東のクラシック路線に乗りかけたが、東京ダービーでは15着惨敗。距離的にはおそらくマイル前後かそれ以下がよさそう。2歳時には1200メートルのゴールドジュニアで3着もあり、あらためてこの1200メートル戦で能力と適性が問われるところ。
クラティアラは、船橋の若潮スプリントで3着。勝ったメンコイボクチャンは、その後優駿スプリント3着という実力だけに、◎○ともそれほど差はなさそう。
デザートウインドはユングフラウ賞で勝ち馬からアタマ+1馬身差で3着と好走したが、その後の重賞では相手が強くなったかさっぱり。とはいえ優駿スプリントでは◎○ともそれほど差のないレースをしているだけに、相手が軽くなったここなら巻き返す可能性はある。
◎7スタードラマー
○9ボルドートロギル
▲4ピノホホッア
△10クラティアラ
△13デザートウインド
ハヤテスプリントの出走表はこちら