兵庫の古馬戦線では中距離路線は年間を通して充実しているものの、1400メートルの路線は地元でローテーションを組めるほどには重賞がなく、したがって兵庫から有力4頭が遠征。2月23日のウインターカップ(姫路1400m)を視野に入れる面々と思われる。
岡部誠騎手が手綱をとるサンロアノークに期待する。一昨年秋に兵庫移籍後、馬券を外したのはかきつばた記念JpnIIIだけ。勝ったのは同じ兵庫のイグナイターだが、JRA勢に割って入り掲示板を確保する5着と健闘した。重賞タイトルにもあとひと息で、東海地区に遠征して名古屋・東海桜花賞、笠松・サマーカップでともに2着と好走。ライバルは同じ兵庫勢だが、今回のメンバーなら7歳にしての重賞初制覇も叶いそう。
昨年の兵庫ダービー馬バウチェイサーは、秋の3歳重賞戦線では精彩を欠いたが、古馬との対戦ではB1特別を7馬身差、A2B1特別を5馬身差で圧勝と力をつけた。そのパフォーマンスなら重賞でもチャンスはありそう。
メイプルグレイトは、昨年春に船橋から戻ったあと特別戦を2勝。一昨年には1700メートルの摂津盃で2着があったが、昨年は好走のほとんどが1230メートル以下。実績がないわけではない1400メートルであらためてどうか。
ここまで印上位は兵庫勢で、東海勢では名古屋のロッキーブレイヴに期待。昨年オータムカップを制し、大晦日の東海ゴールドカップで3着と笠松1900メートルで好走。1400メートルの笠松グランプリは6着だったが、南関東の重賞クラスが上位独占というメンバーだけに、評価を落とすことにはならない。
10歳になっての初戦、笠松A1特別を制したアドマイヤムテキ、もう1頭兵庫からの遠征で重賞初挑戦となるプレイヤーズハイらも、能力的にそれほど差はなさそう。
◎8サンロアノーク
○9バウチェイサー
▲7メイプルグレイト
△2ロッキーブレイヴ
△4アドマイヤムテキ
△10プレイヤーズハイ
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