NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
あやめ賞で見事に差し切りを決めたマルルットゥは、続く前走留守杯日高賞は4着だったが、これは勝ったグラーツィアが強すぎた。ここ2戦での充実ぶりがうかがえ、牡馬相手でも通用すると見る。
サンエイブレーヴは、スプリングカップではマルルットゥ(5着)に先着する4着で、そのとき先着された3頭の牡馬は今回不在。続くダイヤモンドカップも4着だったが、不良馬場とはいえ1分41秒3という好タイム。留守杯日高賞組の牝馬が中1週と間隔が詰まっているのに対して、ダイヤモンドカップからは中3週というゆったりしたローテーション。相手が楽になったここならチャンスは大きい。
フジクラウンは3歳B1戦を勝って臨んだ前走3歳A級戦は、直線先頭に立ったセイシーキングに3/4馬身及ばずの2着だったが、見せ場をつくった。その時の走破タイム1分44秒9は、同じく良馬場だった留守杯日高賞4着のマルルットゥの走破タイムを、コンマ1秒ではあるが上回った。世代のトップクラスが抜けたメンバーなら重賞初挑戦でも通用する可能性はある。
コイビトサンタは2連勝で臨んだダイヤモンドカップは一気の相手強化で差のある6着だったが、そこで揉まれての上昇に期待。
あやめ賞3着、留守杯日高賞5着だったアテナは、ともにマルルットゥの差はわずか。能力差はそれほどない。
◎3マルルットゥ
○9サンエイブレーヴ
▲6フジクラウン
△1コイビトサンタ
△7アテナ
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