NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
名古屋大賞典JpnIIIのトライアルとはいえ、全国レベルの活躍が目立つというレースではないのだが、今年は元中央オープン馬や重賞を複数勝っている馬など注目のメンバーが揃った。
シェダルは、中央オープンではやや頭打ちという成績ながら、5歳の若さで兵庫に移籍。初戦は逃げ粘った2着馬にほとんど直線だけで大差をつけての圧勝。続く前走ではスタートで出遅れ最後方からとなったものの、やはり中央オープンから転入4戦目だったテーオーエナジーを直線で競り落とし4馬身差をつけての完勝。佐賀記念JpnIIIにも登録があったが、必勝を期しての参戦と見る。
テーオーエナジーは、中央から兵庫への移籍初戦で笠松に遠征し、オータムカップでは2着に2秒7の大差をつけて圧勝。前走では前述のとおりシェダルに完敗だったが、距離延長の1900メートルなら巻き返す可能性はある。
ナムラマホーホは中央未勝利から一昨年3歳春に転入後、26戦して17勝、負けても4着まで。昨年7月の名港盃での重賞初制覇からおよそ半年で重賞4勝。今回は一気の相手強化だが、距離実績もあり好勝負が期待できそう。
マイル争覇を制して古馬初重賞制覇を果たしたトミケンシャイリは押し出される形で△。東海ダービーを勝っているとはいえ、1900メートルはやや長いように思うのだがどうだろう。
中央オープンからの転入初戦が11カ月ぶりの実戦となるウインユニファイド、長距離戦を求めて遠征を重ねている大井のスギノグローアップらも能力的に差はなさそう。
◎9シェダル
○4テーオーエナジー
▲2ナムラマホーホ
△12トミケンシャイリ
△7ウインユニファイド
△6スギノグローアップ
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