NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
ドゥラリュールは中央2勝クラスから転入して負けなしの6連勝。7月の佐賀王冠賞ではパイロキネシストにクビ差で食い下がられたものの、それ以外はまったく危なげのないレース。安定している1800メートルの舞台なら負けられないところ。
ただ相手を絞るのが難しい。
中央オープンから転入したコンカラーは、5戦して3着以内を外したのは一度だけ。九州大賞典の2500メートルは特異な舞台だが、それ以外の4戦では、5着に負けた由布岳賞も含めて、今回のメンバーで先着されたのはドゥラリュールだけ。ここは相手の筆頭。
タイセイレオーネは、前走久住山特別では1番人気で8着に沈んだが、先行3頭前残りの展開で見せ場をつくれなかった。それを度外視すれば、3走前はドゥラリュールの3着、2走前の九州大賞典はグレイトパール独壇場の2着なら、ここでも上位争いは可能。
ゲットワイルドは4月以降勝ち星から遠ざかっているが、中距離のトップクラスとの対戦で2着3着はたびたびあり、前走宝満山賞ではドゥラリュールにぴたりとついていって、向正面半ばからは徐々に離されたものの、うしろにいた馬たちを封じて2着に粘ったレースぶりは価値がある。
グレイトパールは2500メートルの九州大賞典3連覇は見事だったが、近走それ以外のレースでは見せ場までがやっと。今回も連下争いまで。
パイロキネシストは佐賀王冠賞でクビ差2着と、ドゥラリュールを脅かした唯一の馬だが、休み明けの秋2戦がいまひとつ。復調あれば上位争いも。
◎9ドゥラリュール
○7コンカラー
▲4タイセイレオーネ
△3ゲットワイルド
△1グレイトパール
△8パイロキネシスト
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