ユウワクスレスレは、デビュー2戦目の1300メートル戦で2着に2秒1の大差をつける圧勝。3戦目は5着だったが、スタートで出遅れてのもの。その敗戦で続く前走シリウス特別は人気を落としたが、早め先頭からブリュットミレジメをハナ差で振り切っての勝利。ブリュットミレジメといえば、小倉芝のフェニックス賞で地方馬最先着の6着で、勝ち馬からコンマ9秒差と健闘した実力。シリウス特別の1400メートル良馬場1分30秒1という勝ちタイムも、今回のメンバーでは断然。
ブルーデイジーは、小倉芝のフェニックス賞は8着だったが、佐賀では2戦2勝。前走2歳1組戦は、ハナをとって後続のプレッシャーを受けたが、直線でそれらを振り切る強い勝ち方。ここはユウワクスレスレとの一騎打ちと見る。
サンカハラは、デビュー当初は勝ちきれないレースが続いたが、ここ3戦は2着に負けても差のないレース。前走ブルーデイジー相手に直線伸びて2着に食い下がったレースぶりも評価できる。
クライストロンはデビュー4戦目が初勝利で、続く前走は差のある3着だったが、勝ち馬は中央から転入して3連勝と底を見せていない馬。クライストロンの1300メートル良馬場の走破タイム1分25秒5はメンバー中最速。ここでも通用する可能性はある。
ザビッグレディーの前走は、スタートでごちゃついて位置取りを悪くしたところから、最後の直線で盛り返しての3着。スムーズに運べれば2着はあったかもしれない。
ムーンオブザクインはデビューから2連勝のあとの3戦は勝ちきれていないが、いずれも強敵相手。引き続き連下の可能性なら。
◎2ユウワクスレスレ
○6ブルーデイジー
▲4サンカハラ
△3クライストロン
△1ザビッグレディー
△11ムーンオブザクイン
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フルゲート14頭に南関東から大挙6頭が遠征というのにはびっくりだ。しかもそのうち5頭が戸塚記念から中1週ちょっとでの遠征ということには意気込みを感じる。そのほか、北海道2頭、兵庫、金沢から各1頭の遠征があり、地元馬は4頭。ジャパンダートダービーJpnIの勝ち馬もいて、ダービーグランプリというレース名にふさわしいメンバーが集まった。
戸塚記念は、逃げるキャッスルトップをギャルダルが執拗にマークしたことで共倒れ。それでもギャルダルはゴール前接戦となった2着争いの4着に粘ったことでは、いちばん強いレースをした。キャッスルトップに単騎で逃げられれば怖いが、今回はケラススヴィアが競り合うと見て、好位からの差しに回れば展開的には有利になる。
地元のマツリダスティールにも期待だ。芝馬と思われていたところ、イーハトーブマイルで強い勝ち方を見せ、不来方賞では逃げて後続を楽々と突き放し、2着ゴールデンヒーラーに2秒6の大差をつける圧勝。今年のやや時計のかかる馬場を考えれば、その時の勝ちタイム2分8秒2は全国区でも十分に勝ち負けになる。
キャッスルトップのジャパンダートダービーJpnIでの逃げ切りは見事だったが、そこを勝ったことによって完全にマークされる立場になった。今回もマイペースで逃げられるかどうか。
黒潮盃を制したジョエルは、戸塚記念では紙一重の3着。展開次第では逆転の可能性も。
関東オークスJpnII・2着で惜しくも南関東牝馬三冠を逃したケラススヴィアはまだ底を見せていない。その関東オークスJpnIIで距離もこなしたが、今回はそれ以来3カ月半ぶりの休み明けでどうか。
戸塚記念でゴール前差し切ったセイカメテオポリスは、前が速くなって展開がうまくハマった。ここはあらためて真価を問われる一戦。
北海道三冠馬のラッキードリーム、サラブレッド大賞典を制したベニスビーチ、MRO金賞でそのベニスビーチを負かした兵庫のシェナキングら実績馬もいるが、さすがに印が回らなかった。
◎11ギャルダル
○14マツリダスティール
▲3キャッスルトップ
△6ジョエル
△12ケラススヴィア
△4セイカメテオポリス
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