1着賞金350万円の重賞に、賞金の高い南関東から大挙4頭が遠征してきたのは、やはりグランダム・ジャパンのタイトルを狙ってのことだろうか。古馬シーズン・3歳シーズンには最終戦にエクストラポイントがあるので、レディスプレリュードで勝てずともあわよくば地方馬最先着となれば優勝、もしくは2位、3位の賞金の可能性が高まる。
その南関東勢は甲乙つけがたいメンバーだが、ロカマドールに期待する。前走中央2勝クラスとの条件交流は、楽々と逃げ切ったファルコンビークの2番手を追走して早めに失速してしまったが、1600メートルという距離もあったと思われる。2走前、浦和1400メートルの準重賞ティアラカップでは後方からレースを進め、直線でもしっかり脚をつかって3着と好走した。逆周りではあるものの、そのときと同じコーナー4つの1400メートル戦。前走の惨敗で人気を落とすなら、馬券的にも狙っておもしろそう。
カラースキームは昨年3歳時の桃花賞を圧勝して期待されたが、その後は順調に使えなかったこともあり重賞では結果を残せず。今回も5カ月ぶりの今年初戦となるが、能力を発揮できる状態なら勝ち負けまで期待できそう。
アブソルートクインは、昨年10月のクイーンズオーディション(B1以下)でカラースキームに半馬身差の2着。その後は牝馬限定のダートグレードを2戦したのみだが、強い相手に揉まれて充実した可能性はある。
テーオーブルベリーは、昨年の浦和・桜花賞が2着で、5月には園田に遠征してのじぎく賞を制した。ロカマドールが3着だったティアラカップは7着だったが、続く前走のレースぶりからはそれほど差はない。
地元勢では、中島記念を制したアンバラージュは久々の1400メートル戦がどうか。
ミスカゴシマは3歳だった昨年、吉野ヶ里記念を制しているだけにこの舞台なら侮れない。
◎3ロカマドール
○10カラースキーム
▲12アブソルートクイン
△6テーオーブルベリー
△11アンバラージュ
△5ミスカゴシマ
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チャイヤプーンは、赤松杯を勝ってシアンモア記念でも1番人気に期待されたが、直線は3頭の追い比べに屈して3着。内にささる癖が出て目一杯追うことができなかったのが敗因と思われる。そのとき先着されたのがヒガシウィルウィン、エンパイアペガサスという断然の実績馬。今回はかなり相手が楽になっただけに負けられない一戦。
ヤマショウブラックは2019年の3歳時に桐花賞を制したもの、その後しばらく勝ち星から遠ざかり、今季2戦目の赤松杯でもチャイヤプーンの7着。それでも前走のA一組特別で久々の勝ち星。調子を上げて臨む一戦だ。
ジェイケイブラックの前走は、好位から直線で先頭に立ったと思ったところ、それをゴール前で差し切ったのがヤマショウブラックだった。とはいえ半馬身差。昨シーズン、春にA級格付けとなって以降、北上川大賞典(8着)以外はここまで崩れることがない。チャイヤプーン以外はあまり能力差がないメンバーだけに、ここでも上位を狙えそう。
中央2勝クラスからの転入初戦が2着だったブラックカードに、ヤマショウブラックが勝った桜花特別で3着のグランメガスマイル、同5着のパンプキンズらも休み明けに使われての上昇に期待したいところ。
◎9チャイヤプーン
○5ヤマショウブラック
▲7ジェイケイブラック
△4ブラックカード
△6グランメガスマイル
△2パンプキンズ
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