昨年までは10月下旬に1200メートルで行われていたが、時期が2カ月ほど早まって未来優駿の指定からはずれ、距離も1700メートルに延長され、サンライズカップの前哨戦という位置づけとなった。
ラッキードリームは前走芝のコスモス賞こそ通用しなかったが、1700メートルのターフチャレンジでは直線で逃げ馬をとらえると、楽々と突き放し余裕があっての完勝。稍重1分50秒0というタイムも速い。
ブリーダーズゴールドジュニアカップで勝ち馬と接戦の2、3着だったのが、ノットリグレット、トランセンデンス。ノットリグレットは直線を向いたところでは勝ったような勢いだったが、ブライトフラッグに粘られてアタマ差及ばず。ゴール前脚を使って一気に迫ったトランセンデンスは半馬身差で3着。このあたりは展開ひとつで能力的に差はない。
ブリーダーズゴールドジュニアカップ5着だったスティールグレートは、前半かかるような場面があった。栄冠賞2着から能力面で劣るところはないが、この距離は長いような気がする。折り合いをつけてどこまで。
ターフチャレンジでラッキードリームから離されての4着だったシビックドライヴだが、同じ1700メートルのウィナーズチャレンジでは1分50秒6という好タイムで快勝。さらなる上積みがあれば逆転も。
◎4ラッキードリーム
○8ノットリグレット
▲5トランセンデンス
△3スティールグレート
△7シビックドライヴ
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中央1勝クラスから転入したエイシンガネーシャに期待する。転入初戦は古馬B1に格付けされ惜しくも2着。負けたとはいえ、3歳のこの時期にそのクラスで好勝負ということでは、能力上位と考えてよい。続くトライアルのクリスタル賞では、ガミラスジャクソンやイチライジンら重賞勝ち馬を一蹴した。中央では未勝利戦を勝ったのみならず、1勝クラスでも掲示板内が3回。それがいずれもダート1800メートルということでは、距離的にもベスト。
2歳年末から菊水賞まで圧倒的な強さで5連勝としたステラモナークだったが、のじぎく賞では他馬の厳しいマークに遭って5着、兵庫ダービーでは、逃げたディアタイザンを3コーナー過ぎで一旦はとらえたものの、直線で振り切られ半馬身差で惜しくも2着。目標にされる立場ゆえ、厳しいレースが2戦続いた。今回そこから約3カ月ぶりの実戦で、春からの成長があるかどうか。
勝つ時は強いが負けるときはあっさりというガミラスジャクソン。菊水賞は11着大敗で、兵庫ダービーは勝ち馬から1秒差で5着。しかしながら前走トライアルのクリスタル賞では、勝ったエイシンガネーシャより1キロ重い57キロを背負ってクビ、アタマ差の3着。それが今回は定量56キロとなれば、逆転も期待できそう。高知から呼ばれた赤岡騎手がどんなレースを見せるかにも期待だ。
のじぎく賞9着も、その後3連勝で古馬B2特別まで制したユウキラフェールも成長がうかがえる。クリスタル賞では逃げてエイシンガネーシャのクビ差2着に粘ったポリバレント。前走園田では初めての1700メートル戦を快勝したジョウショーカーブらも、それほど能力差はなさそう。
◎5エイシンガネーシャ
○9ステラモナーク
▲7ガミラスジャクソン
△8ユウキラフェール
△4ポリバレント
△10ジョウショーカーブ
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