重賞勝ち馬がロンギングルック1頭だけ、重賞初挑戦が5頭、昨年のこのレースの上位3着までが不在、という牝馬限定戦で波乱の要素がたっぷり。
昨年5着だったフェイマスラブは、前走利家盃こそ9着だったが、そのときはメンバー中牝馬は1頭だけ。冬休み明けのA1特別で2、4、2着と好走していただけに、牝馬同士のここなら初タイトルのチャンスと見る。
ミスアンナは昨年の4着馬。その後、百万石賞3着と牡馬一線級相手にも好走を見せた。しかし今年冬休み明け後はA1特別で3着が最高という成績。昨年もそうだったように、気温上昇のこの時期に調子を上げてくる可能性はある。
ハナイロコマチは昨秋門別から転入し、冬休みを挟んでB1特別まで4戦連続連対。2走前の1700メートル戦を良馬場1分54秒0という好タイムで逃げ切っており、いきなりの格上挑戦でも期待できそう。
昨年の石川ダービー馬ロンギングルックは、年末の中日杯でも一線級相手に3着と健闘。冬休み明け初戦のA1特別こそ3着に好走したが、その後の3戦がイマイチ。調子を取り戻せるかどうか。
3走前のA1特別でミスアンナに先着しての2着があるノーブルステップも上位争いの可能性はありそう。
◎3フェイマスラブ
○1ミスアンナ
▲12ハナイロコマチ
△10ロンギングルック
△8ノーブルステップ
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マテラスカイの重賞タイトルは一昨年のプロキオンSだけだが、昨年のドバイゴールデンシャヒーン、そして今年2月のサウジアCでともに2着と、世界レベルで通用するスピードがあることは間違いない。地方では2度走って馬券圏内はないが、一昨年の東京盃が勝ったキタサンミカヅキからコンマ4秒差の4着。その年の兵庫ゴールドトロフィーは5着だったが、コーナー4つの小回りコースは明らかに向いていない。3〜4コーナーを回るだけの門別1200mなら、そのスピードを存分に発揮できると見る。
ジョウランは昨年夏に短距離で能力を発揮。エトワール賞は3歳ゆえ斤量にも恵まれたが、2着に5馬身差をつけての1分11秒3は、中央馬相手でも勝負になるレベル。8カ月ぶりの今季初戦を叩かれての上昇に期待だ。
昨年4歳夏ごろまではダートの中距離で活躍していたショームだが、その後は短距離にシフト。2走前、東京1400メートルのバレンタインSでは4コーナーほとんど最後方という位置からの差し切り勝ち。右回りの経験も十分で、広い門別コースで能力を発揮しそう。
メイショウアイアンは昨年、大外枠でずっと外を回らされながら直線よく伸びて2着に食い込んだ。その後も道営スプリントで2着があり、今季初戦のレースぶりから10歳でも十分にやれそう。
さきたま杯を制したノボバカラの連闘は予定されていたようだが、そこを勝ったことによっての別定58kgと、門別までの輸送でどこまで力を発揮できるか。
昨年の道営スプリント3着など、門別の1200メートルで安定して能力を発揮しているソルサリエンテも上位が期待できそう。
◎9マテラスカイ
○2ジョウラン
▲4ショーム
△13メイショウアイアン
△7ノボバカラ
△6ソルサリエンテ
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中央1勝から転入したドラゴンウォリアーは笠松初戦をを圧勝。スタートではダッシュがつかず後方からとなり、向正面でも追い通しでどうなることかと思ったら、3コーナー過ぎで一気に先頭に立つと、直線では後続との差をあっという間に広げて2着に8馬身差。力の違いを見せた。良馬場1400メートルの勝ちタイム1分27秒6というのも好タイム。笠松2戦目でさらなる上積みも期待できそう。
相手には同馬主、同厩舎のダルマワンサ。ゴールドジュニア2着、新緑賞2着と、あと一歩のところで重賞は勝てていないが、ここはあらためてのチャンスといえそう。
兵庫のコスモピオニールは、ゴールドジュニアではダルマワンサにクビ差の3着。その後も勝ち星はないが、前走ゴール前で勝ち馬に迫っての2着は見どころがあった。
トーセンレビューは、3歳の一般戦を3連勝中。前走、直線でも軽く気合をつけられただけで5馬身差圧勝。良馬場で勝ちタイム1分28秒1なら、このメンバーでもチャンスはありそう。
クロワは、前走強敵相手の駿蹄賞は5着だったが、そのとき先着された4頭がすべて不在となったここなら上位争いも可能。
◎11ドラゴンウォリアー
○7ダルマワンサ
▲6コスモピオニール
△2トーセンレビュー
△12クロワ
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タガノゴールドは変則日程となった前々回(3月)、前回(6月)の六甲盃を連覇。その後の成績もほぼ完璧で、地元兵庫(園田・姫路)で他馬に先着を許したのは姫山菊花賞での笠松・ストーミーワンダーだけ。前走兵庫大賞典ではなかなか外に出させてもらえない状況から、直線だけの勝負で2着に3馬身差をつける完勝。六甲盃3連覇は濃厚といえそうだ。
マイフォルテは、タガノゴールドが連覇した六甲盃ではともに8着。ところが今年になって覚醒したか、笠松に遠征したオグリキャップ記念で重賞初制覇を果たして4連勝。あらためてタガノゴールドに挑む一戦。
エイシンニシパは、タガノゴールド不在の新春賞を制したが、タガノゴールド相手には昨年末の園田金盃から2、2、3着とあと少しのところで勝てない。今回も逆転まではどうだろう。
南関東から遠征のアッキーは、前走B1B2特別勝ちだが、A級やオープンの特別で2着、3着好走がたびたびという実力は侮れない。
ここ2戦がマイフォルテ相手に3、2着のマコトタリスマン、オグリキャップ記念3着だったマコトネネキリマルらも上位を狙う。
◎2タガノゴールド
○6マイフォルテ
▲11エイシンニシパ
△1アッキー
△10マコトタリスマン
△9マコトネネキリマル
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ハクサンアマゾネスはデビューから3連勝。重賞初挑戦となった前走ノトキリシマ賞は、経験豊富な馬たちを相手に3コーナーでひとまくり。直線を向いてムチを入れられたものの、今後を考えてのことだろう。直線半ばからは流すような感じでのゴールで、今後さらにという可能性を感じさせた。
コードジェニックは中央1勝からの転入初戦を勝利。スタートで大きく出遅れるも、ラチ沿いから徐々に進出。直線では馬群を割るように抜け出し、2歳時に重賞を連勝していたハイタッチガールをアタマ差でしりぞけた。まだ底を見せていない◎○の2頭が本線。
▲以下に北日本新聞杯の1〜3着馬だが、直線大外から豪快に差し切ったフジヤマブシを上位にとった。ストロングフーヴスは楽な手応えのまま直線を向いたが、追われてからの伸びが案外。さらなる距離延長には不安がある。
◎9ハクサンアマゾネス
○2コードジェニック
▲6フジヤマブシ
△7ストロングフーヴス
△5キングワールド
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