急激に力をつけて目下4連勝のエンゼルフクヒメ、デビューから7連勝のキョウエイリュウ、2頭に課された賞金別定10キロ増が影響するかどうかがポイントになりそう。
当初はなかなか勝ちきれなかったエンゼルフクヒメがここにきて4連勝でびっくりするくらい強くなった。前走はキョウエイリュウが取消となって、新馬戦以来の直接対決とならなかったのが残念だったが、第2障害手前まで溜めに溜め、障害を越えてからの脚取りが際立っていた。基礎重量が重くなるここでは、その溜めが生きてくるのではないか。
ここまで無敗で来たキョウエイリュウも当然の期待だが、古馬と違って基礎重量がそれほど重くないところでの牡・牝20キロの差は圧倒的に牝馬が有利と見て◎はエンゼルフクヒメとした。
積極的なレースぶりが目立つアヴエクトワは、土曜から日曜にかけて予想される雨で馬場が軽くなれば見せ場をつくれるのではないか。
青雲賞を勝ったコマサンダイヤ、夏以降の上昇度が目立つゴールデンペガサスらも上位が狙えそう。
◎4エンゼルフクヒメ
○6キョウエイリュウ
▲2アヴエクトワ
△10コマサンダイヤ
△1ゴールデンペガサス
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いよいよスーパージンガとグレイトパールの直接対決。スーパージンガは、飛燕賞で2着に敗れて以降、古馬相手も含めて負けておらず、一方のグレイトパールも当初の期待ほどの結果は残せていないとはいえ、佐賀所属馬には先着されていない。
ここはダートグレードなど高いレベルでの経験からグレイトパールに分があると見る。
スーパージンガは佐賀王冠賞と同じく52キロという斤量で、いまや全国区での活躍が当たり前のようになった吉原寛人騎手が呼ばれた。
ホワイトウィングスは船橋から転入して3戦2勝。◎○以外の馬たちとの比較では能力上位だが、南関東B3で勝ちきれなかったという成績では、◎○に割って入るまではどうか。
以上3頭の勝負となりそうで、いずれかが崩れたときに、前走国見岳特別でホワイトウィングスにやや離されていたコスモポッポにトッケンドーナ。さらにムーンパスラブあたりが食い込めるかどうか。
◎11グレイトパール
○6スーパージンガ
▲1ホワイトウィングス
△7コスモポッポ
△8トッケンドーナ
△9ムーンパスラブ
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タイセイプライドは中央デビューで2歳時に3勝を挙げ期待されたものの、3歳以降は頭打ち。今年北海道に移籍して初戦のダート1200メートル戦を勝った。前走OROカップは5着だったが、芝の短距離であらためての期待。
サレンティーナも中央では芝で2勝。岩手転入後も芝のみを使われ、桂樹杯を勝ったものの期待されたOROカップは6着。こちらも距離短縮で能力を発揮しそう。
そのOROカップを勝ったのがコスモリョウゲツ。3コーナーからまくって出て直線で後続を突き放すという強い勝ち方。中央デビューだが通算7勝のうち6勝が盛岡芝の1600メートル以上で、あとの1勝は水沢。この馬は逆に1000メートルという距離がどうか。
メイショウブイダンは中央での4勝がすべて芝1200メートルだが、4年も勝ち星から遠ざかっているだけにどうだろう。
昨年のこのレースで勝ち馬からコンマ3秒差の4着だったエイシンテキサスは1年ぶりの芝の舞台で見せ場をつくれそう。
◎6タイセイプライド
○3サレンティーナ
▲11コスモリョウゲツ
△1メイショウブイダン
△4エイシンテキサス
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