NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
重賞として行われるようになってこれまで7回、すべて北海道からの遠征馬が勝っており、そのうち林和弘厩舎が4勝。岩手の馬が2着に入ったのも2012、16年の2回だけ。今回も北海道から5頭が遠征。北海道では必ずしもトップを争う馬たちではないが、さすがに層の厚さを感じさせるメンバーだ。
シンボは4戦目での初勝利がJRA認定ではない未勝利戦だったが、続く盛岡芝のジュニアグランプリできわどい2着に好走すると、門別に戻ってのウィナーズチャレンジで勝ち馬からコンマ2秒差の4着。ここにきて力をつけた。
スマイルエルフはアタックチャレンジを制したまでだが、前走エーデルワイス賞JpnIIIは着順こそ8着だが、勝ち馬からコンマ7秒差。このメンバーに入れば能力上位は間違いない。
アクアリーブルは5月にアタックチャレンジを制したあとは3着が最高の成績だが、重賞のフローラルカップで勝ち馬からコンマ4秒差というのは評価できる。母が園田デビューで南関東に移籍して関東オークスJpnIIや牡馬相手の黒潮盃などを制したアスカリーブルということでも注目だ。
バイクミレーは自己条件で好走を続け、前走で2勝目を挙げた。ただここまで一貫して1000メートルのみを使われてきたので距離延長がどうか。鞍上はデビュー2年目でブレイクした地元岩手の岩本怜騎手。
地元勢では、門別未勝利から転入して4戦目となるトキノマチス、岩手デビューのサンエイキングダムらが上位に食い込めるかどうか。
◎5シンボ
○7スマイルエルフ
▲2アクアリーブル
△12バイクミレー
△6トキノマチス
△8サンエイキングダム
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