ミスタカシマは、ナナカマド賞、黒ユリ賞を勝って、イレネー記念には出走せず、ひとつ上の世代との対戦となったはまなす賞でも上位4頭大接戦の中で2着と好走を見せた。今回、ミスタカシマを負かせる馬がいるかどうかというところがポイントになるが、牡馬9頭が690〜710キロ、唯一の牝馬ミスタカシマは690キロという上下20キロ差しかないハンデ差で、A2クラスを勝ってるミスタカシマ、アアモンドグンシンの能力が抜けている。
9月15日のA2特別・玉泉館特別ではミスタカシマが勝ち、アアモンドグンシンはゴール前で詰まって4着。そのとき25キロ差だったのが今回20キロ差というのはほとんど変わらないが、アアモンドグンシンはその後の2連勝で状態アップと見る。しかもミスタカシマ不在の前走秋桜賞がトップハンデで勝利ということなら、ミスタカシマ以外のメンバーに対しても相当に優位。ここはアアモンドグンシンがばんえい大賞典に続いて二冠制覇のチャンス。
相手は当然ミスタカシマだが、秋桜賞で1秒差2着に迫ったキタノユウジロウも差はない。
以下、B2やB3で好調のミノルシンザンにコウシュハレガシー。格付け最上位オレワチャンピオンはここ2戦で結果が出ていないところから巻き返せるかどうか。ナナカマド賞3着、ヤングチャンピオンシップ2着と、2歳重賞で上位のジェイコマンダーも押さえておきたい。
◎7アアモンドグンシン
○5ミスタカシマ
▲6キタノユウジロウ
△3ミノルシンザン
△2コウシュハレガシー
△1オレワチャンピオン
△8ジェイコマンダー
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いよいよ盛岡開催も今シーズンの最終週。ほかのどの競馬場とも違うナイター(正確には「薄暮」らしいが)が、また来年となるのはちょっと寂しい気もする。
青藍賞でベンテンコゾウを負かし、南部杯は見送ったエンパイアペガサスが人気になりそうだが、ここは北海道から遠征のメイショウアイアンを狙ってみる。そもそもエンパイアペガサスはマイルは距離不足と思われた舞台。対してメイショウアイアンは、北海道での実績は1200メートル以下だが、中央では1400メートルを中心に使われていた。そして道営スプリントではラブバレットにクビ差2着。能力的にメイショウアイアンのほうが上と見る。ただ直線一気という脚質と、輸送しての競馬というのは気になるところ。
グランユニヴェールは大井からの転入初戦が2歳時以来の勝利。南関東ではA2以上のマイル戦で2着3着はたびたびあり、その能力ならここでも通用する可能性は十分。
今年はやや不振だが昨年の実績からタイセイバンデット、転入後連対を外していないニットウビクトリーにもチャンスはありそう。
◎5メイショウアイアン
○1エンパイアペガサス
▲7グランユニヴェール
△2タイセイバンデット
△8ニットウビクトリー
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中央勢4頭はいずれも未勝利戦を勝ったのみ、地元北海道勢も重賞を複数勝っている馬がいないという、まれに見る混戦。
期待したいのは、重賞を勝っていないもののウィンターフェル。1番人気に支持されたサンライズカップは伏兵マイコートと追い比べとなって、写真判定の結果惜しくもハナ差で敗れた。中央の芝挑戦を除けば、ここまで門別では5戦3勝、2着2回。それも世代の一線級との対戦ばかり。勝ったり負けたりというメンバーの中で、もっとも安定して力を発揮している。
イグナシオドーロは、前走サンライズカップが直線で苦しくなって前2頭からは離されての3着だったが、今回、内枠に入ってマイペースの逃げに持ち込めれば粘りはきくはずだ。
アタックチャレンジを制したのみで、7番人気ながらサンライズカップを制したのがマイコート。ウィンターフェルに並びかけられてからの粘り腰は見事だった。引き続き兵庫の永島太郎騎手が鞍上となる。
そういうわけで、出世レースと言われるサンライズカップの上位組による争いと見た。
中央勢では、芝の新馬戦を負けたあと、ダートの未勝利戦を勝ったイルジオーネのレースぶりが目立ったが、芝しか使われていないミヤケ、ダート1800メートルの未勝利戦を勝ったトイガーなど、いずれもどれだけ上積みがあるか。
フローラルカップを勝った牝馬のスズカユースも、門別では4戦して連対を外していないだけに侮れない存在だ。
◎7ウィンターフェル
○2イグナシオドーロ
▲5マイコート
△12イルジオーネ
△6スズカユース
△9ミヤケ
△1トイガー
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6頭立ての少頭数となったのは、震災で日程変更になった影響もあるだろうし、震災によって休止があったため、2歳馬の一部がシーズン終了前に他地区に出ていってしまったということもあったかもしれない。ただ当初の日程ではエーデルワイス賞JpnIIIからでは連闘になるところが、中1週となることによってエーデルワイス賞組が2頭出走ということにもなった。
エムオータイショウは、ここまで3戦2勝、2着1回。前走で2着にしりぞけたエムティアンは、芝の函館2歳ステークスで4着と好走し、その後エーデルワイス賞JpnIIIでも3着に入ったという実力。2着に負けた2走前のターフチャレンジも、4着までタイム差なしという大接戦だった。この世代の上位を争う1頭であることは間違いない。
エーデルワイス賞JpnIII・5着から参戦のスティールティアラは、1600メートルのフローラルカップでもきわどい2着があり、重賞で上位を争う実力はある。
グリードパルフェは、前走がエムオータイショウの4着だったが、まだキャリア2戦で上積みが期待できそう。
アンビグラムは未勝利戦からウィナーズチャレンジを連勝。ここにきての充実ぶりがうかがえる。
◎5エムオータイショウ
○1スティールティアラ
▲4グリードパルフェ
△3アンビグラム
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今シーズン、重賞で馬券圏外と1着を交互に続けているオレノココロ。今回は勝つ順番......という単純なものではなく、今シーズンは障害がだいぶ改善されてきたと思われたところ、岩見沢記念は、忘れた頃にやってくるオレノココロの障害苦戦、だった。2戦続けての障害失敗はないと見て、今回はこの馬から。高重量戦になって最大20キロの差なら問題にしないだろう。
相手には、高重量戦でもレースぶりが安定してきたセンゴクエース。岩見沢記念では今回と同じ10キロ差でオレノココロに先着しており、基礎重量が増えたここでどうか。
安定感では断然のコウシュハウンカイだったが、ばんえいグランプリでまさかの馬券圏外となり、岩見沢記念は出走取消。立て直してくるかどうか。
馬券的妙味はシンザンボーイ。今シーズン重賞初挑戦だったばんえいグランプリで3着に好走。昨シーズンは、ばんえいグランプリ8着惨敗からの北見記念が、最下位6着とはいえ、勝ったコウシュハウンカイとは12秒5差。今年はばんえいグランプリで好走ということなら、昨年以上の結果があっても驚けない。今年7歳、古馬重賞戦線の新興勢力として食い込んでくるかどうか。
フジダイビクトリーの出番はまだここではないと見て無印。
◎7オレノココロ
○5センゴクエース
▲4コウシュハウンカイ
△3シンザンボーイ
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