NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
「夏は芦毛」という格言があるが、とある調教師さんが「芦毛は皮膚が黒いから、実は夏には弱い」というのを言っていたのを聞いて、なるほどと思ったことがある。キョウワカイザーはもともと夏に弱く5月の佐賀スプリングカップのレース前から、すでにそのあとは暑くなるから休養と決めていたと聞いた。復帰して2戦、結果が出ていないが、だんだん気温が下がってきて、前走1400メートル戦を叩いて調子を上げてきていると見る。昨年も5月のレースを最後に夏は休養、復帰2戦目でこの九州大賞典を制した。今回の鞍上は、目下全国リーディングトップの吉村智洋騎手。森泰斗騎手に迫られているだけに南関東の開催がない週末に差をつけておきたいところだろう。
好調持続は、ここ2戦で1、2着を分け合っているデリッツァリモーネとイッシンドウタイ。2500メートルの距離ではデリッツァリモーネに分がありそう。
スーパージェットは古馬重賞初挑戦で、まだ胸を借りる立場。
兵庫から移籍していまひとつ勝ちきれないスーパーノヴァは連下候補まで。
◎6キョウワカイザー
○5デリッツァリモーネ
▲3イッシンドウタイ
△8スーパージェット
△7スーパーノヴァ
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