NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
アゼツライトの前走は圧巻だった。1番枠ゆえハナを主張して先頭に立つと、3コーナーから徐々に後続との差を広げ、2着に6馬身差をつける圧勝。1700メートルの良馬場1分54秒4という勝ちタイムも速い。ほかに持ちタイム1分54秒台は、テクノマインド、コーナスフロリダと2頭いるが、ともに1分54秒9。アゼツライトはここに来て力をつけたと見る。ここも内枠に入って、前走同様マイペースの逃げ切りを狙う。
テクノマインドは、園田ジュニアカップがコーナスフロリダの2着。前走年明け初戦は中央の芝に挑戦し、着順こそ最下位だったものの、勝ち馬からコンマ8秒差。スピード競馬を経験しての上積みに期待する。
園田ジュニアカップを制したコーナスフロリダは、ここまで7戦してオール連対。前走では中団追走から直線で単独先頭に立ったが、ペースアップしたところで前をとらえに行って脚を使ってしまい、仕掛けを遅らせたツルノシンに差し切られてしまった。地元同士の重賞なら巻き返しも可能だ。
園田クイーンセレクションを制したスウォナーレ、兵庫若駒賞で2着だったフセノランなども上位を狙える。
兵庫のこの世代は勝ったり負けたりで確たる中心馬がいないだけに混戦と言えそうだ。
◎2アゼツライト
○7テクノマインド
▲10コーナスフロリダ
△11スウォナーレ
△3フセノラン
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