古馬重賞常連組ではニュータカラコマには登録がなく、センゴクエース、ハクタイホウらが回避しての7頭立て。今回のメンバーでは3強ともいえる、コウシュハウンカイ、オレノココロ、フジダイビクトリーと3頭の3連複はいくらつくのだろう。2〜3倍程度だろうか。
そこで出番は、以前から主張しているとおりにサクラリュウ。北斗賞では古馬重賞実績馬のオールスターが5頭揃って6着、ばんえいグランプリではセンゴクエースが凡走したところでひとつ着順を上げて5着。重賞線戦では、重賞タイトルがある実績馬らの次の着順をきっちり確保している。今回有力馬は3頭に減って、どれか1頭でも凡走があれば馬券圏内に食い込める状況にはなった。2着にでも入れば馬券的にそこそこの配当が期待できそう。
この時期に調子を上げてくるのがフジダイビクトリー。昨シーズンはJRAジョッキーDAY記念がシーズン初勝利で、そこから岩見沢記念と連勝。今シーズンはJRAジョッキーDAY記念こそ3着だったが、続くマロニエ賞でシーズン初勝利を挙げて臨む一戦。基礎重量が重くなってくるここからがフジダイビクトリーの出番だ。
オレノココロは引き続き障害次第、コウシュハウンカイはトップハンデ840キロだが、重量を背負っても崩れない安定感があり、勝つのは○▲△の可能性が高い。
◎5サクラリュウ
○4フジダイビクトリー
▲3オレノココロ
△6コウシュハウンカイ
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2008年から2014年までの7年間では北海道からの遠征馬が6勝と圧倒的な強さを見せていたが、ここ2年は地元岩手所属馬が勝利。それでも2015年は2着、昨年は2、3着に北海道からの遠征馬が入っており、引き続き予想の際に北海道からの遠征馬は上位に考える必要がある。
モリノラスボスは門別で4戦2勝、2着2回。アタックチャレンジを勝って臨む予定だったウィナーズチャレンジは濃霧のため取止めになったのはなんとも痛恨だったことだろう。父エスポワールシチーという血統で初めての芝がどうかだが、能力は高そう。桑原義光調教師は今シーズン限りでの引退を表明されていて、9月3日のJRA札幌ではすずらん賞をリュウノユキナで制したが、ここでも引退を前にメモリアルの勝利となるかどうか。
地元勢では、重賞の若鮎賞で初勝利を挙げたベストロード。2着に負けた2走前の芝1600メートル戦が重馬場でかなりタイムがかかり、若鮎賞は一転、良馬場で好タイムでの勝利。台風が近づいていてどんな馬場になるかだが、道悪ならやや評価を下げたほうがいいのかもしれない。
北海道から移籍初戦となるのがマコトハインケル。デビュー戦のフレッシュチャレンジでは、その後に栄冠賞とブリーダーズゴールドジュニアカップを制したサザンヴィグラスと対戦(3着)しており、強い馬に揉まれた経験は生きてきそうだ。
若鮎賞2着のコウギョウカナリア、水沢のデビュー戦でベストロードに6馬身差をつけ圧勝しているリュウノムーンらも有力となりそう。
◎4モリノラスボス
◯2ベストロード
▲1マコトハインケル
△3コウギョウカナリア
△6リュウノムーン
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