NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
圧倒的な強さで連勝を続けるマジックカーペットが、順調に一冠目の菊水賞に駒を進めてきた。デビューからほとんど一方的なレースばかりで5連勝。前走1700メートル戦も、他馬より重い56キロを背負うも、2番手追走から持ったまま3コーナー過ぎで先頭に立つと、4コーナーを回ったところで軽く気合をつけられただけ。直線半ばからは手綱を緩められての楽勝だった。これといった上り馬や新興勢力も見当たらず、無事に一冠目を通過することだろう。
問題は相手探しで、その筆頭にはブレイヴコール。これまでマジックカーペットにもっとも迫ったのがこの馬。園田ジュニアカップで1馬身差の2着だった。年明け初戦となった1400メートル戦では、他馬を引きつけての逃げから直線で振り切っての逃げ切り勝ち。そこを叩いて臨む一戦で上積みも期待できそう。
2歳時には兵庫若駒賞を制し、園田ジュニアカップで3着だったのがナチュラリー。3歳になってからは中央へ2度の挑戦があり、その間に1400メートル戦でマジックカーペットとの対戦があって3着。強い相手に揉まれて力をつけている可能性はある。
3月16日にマジックカーペットの2着のあと3歳特別戦を制しているエアラコメット、マイタイザンの弟として注目されるイオタイザン、特別戦で4戦連続2着のハザードマップらも対抗格としては差がない。
◎2マジックカーペット
◯3ブレイヴコール
▲1ナチュラリー
△6エアラコメット
△9イオタイザン
△11ハザードマップ
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