
2歳チャンピオンのフリビオンが金の鞍賞以来の復帰戦となるのが気になるところ。新設の黒潮ジュニアチャンピオンも制していて格付け的には最上位だが、古馬との対戦は2歳時にC3級という最下級条件を経験しただけ。しかも3カ月の休み明けということでは不安は拭えない。
そこで中心は、メイソ。C3級から3連勝でクラスを上げ、前走C1戦は勝ち馬からやや離されたものの2着に健闘した。今回は1300メートル戦だが、前走1400メートルの走破タイム1分32秒7は、そのまま黒潮皐月賞でも勝負になりそう。
パッパカは、金の鞍賞こそフリビオンの3着だったが、C1級に格付けされて2連勝と、ここにきて力をつけてきた。前走古馬B級戦6着はさすがに相手が強かった。C1特別の勝ちタイム1分23秒6は、過去4回のこのレースの勝ちタイムが1分24〜25秒台だったということでは確実に勝負になる。
そして3番手にフリビオンだが、休養明けでも成長があれば当然あっさりという場面もあるだろう。いずれにしてもここまで3頭の勝負で、3頭とも西森鶴さんの所有馬となっている。
黒潮ジュニアチャンピオンシップではフリビオンにハナ差の2着だったバーントシェンナも今回が3歳初戦。
C3級で善戦のコパノイワザール、前走3歳-1組戦を逃げ切ったカケジヤソデノらが3着に食い込む余地があるかどうか。
◎8メイソ
◯10パッパカ
▲6フリビオン
△1バーントシェンナ
△5コパノイワザール
△7カケジヤソデノ
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以前にも書いたことがあるような気がするが、ばんえい記念の予想では、ばんえい記念より200キロ近くも負担重量が軽いチャンピオンカップはあまり参考にはせず、帯広記念が終わった時点で、ばんえい記念の予想はほぼ決めている。そのとき出した結論は、帯広記念で1、2着のオレノココロ、キタノタイショウ、その時点で岩見沢記念と北見記念を制していたフジダイビクトリーと、3頭の勝負ということ。
そして中心はフジダイビクトリーとした。高重量での障害には安定感があり、坂を降りてからしっかり歩ける脚もあり、1着固定とまではいかないまでも、2着を外すことはないだろう。
2番手には、満を持してばんえい記念初挑戦となるオレノココロ。課題は障害。初めての1トンで障害でヒザを折るようなことがあればどこにもない可能性はあるが、障害さえ越えられれば圧勝という場面もあるだろう。障害での弱点はあるものの、トップハンデで帯広記念を制したように高重量での現役最強はこの馬。
一昨年の勝ち馬キタノタイショウはこれがラストラン。今シーズンは重賞勝ちがないものの、帯広記念2着から調子を上げてきた。1トンに苦戦する馬が多ければこの馬に出番も。
昨年3着のコウシュハウンカイ、過去2年連続2着のニュータカラコマは、ともに末の甘さがあり、今回のメンバーでは勝ち負けまでは難しいように思う。
◎1フジダイビクトリー
◯8オレノココロ
▲6キタノタイショウ
△2コウシュハウンカイ
△3ニュータカラコマ
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